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黒ひょうさんの泣き虫日記

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黒ひょう(T_T)

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2007.05.13
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論文を3回受けてきた僕が経験によって得た、論文直前期の効率的な過ごし方を紹介します。

1.下三法の記憶喚起に力を入れる
択一試験対策によって、知識がムラなくガッチリと頭に入っている上三法に比べ、下三法は基本的な知識ですらあやふやになってしまっている可能性が高いです。
そこで、まず第1に考えなければならないのが、下三法の記憶喚起です。
これは、去年からどれだけ周到な準備をしてこれたかどうかによって、時間がどれくらいかかるか変わってきますが、下三法の勉強をあまりしてこられなかった人であっても、この時期集中して詰め込めば合格する可能性は十分あると思っています(現に、僕は刑訴をほとんど勉強していなかったにもかかわらず、本試験でA評価を取ったことがあります。その代わり、商法や民訴はひどい評価でしたけど。)。
ですから、兎にも角にも、下三法の記憶喚起・基本事項のインプットに力を注いでもらいたいです。

2.答案構成をガンガンする
この時期はインプットよりもアウトプット主体で行きましょう。
特に、上三法にインプットは無用です。
択一試験で詰め込んだ知識で十分過ぎますから。
とにかく、過去問や予備校問題に当たって、沢山答案構成をしてください。
論点抽出やどこにでかい配点があるのか、それらを瞬時に判断できるまで高めていってもらいたいです。
言うまでもなく、論文は時間との勝負です。
論点抽出等に時間がかかれば、それだけでアウトということにもなりかねません。
頭の反射神経を鍛えてください。

3.答練は受けすぎない
答練は2時間で2問だけにしか当たれず、費用対効果に疑問があります。
ですので、答練は受けすぎないように注意しましょう。
たとえば、辰巳の論予フルは受けすぎなように思います。
ハーフで十分でしょう(僕の周りの合格者もほとんどハーフでした。受けなかったという人も少なくないです。)。
答練を受ける意義をしっかり考えて、やりすぎないようにしてください。
答案を1時間かけて書くのと、答案構成を1時間で3問やるのとでは、後者のほうが絶対に効果的です。

4.新しいことには決して手を出さない
今更読んだことのない基本書等を読んでいられるほど、司法試験は甘くありません。
今まで読んだ、手垢の付いたテキストを繰り返してください。
ただ例外的に、答練に出てきた論点等は一通りインプットしておきましょう。
論文で恐ろしいのは、周りができているのに自分ができないということ(∵相対評価)。
ですから、答練に登場した事柄は例外的にインプットしておく必要があります。

5.淡々と勉強すること
択一の点数など気にしない。
試験当日を想像して不安がらない。
時間の無駄です。
淡々と勉強していくことが一番効率いいですから。
また、「淡々と」という言葉の中には、今お話しした「不安がらない」という意味と、「熱くなりすぎない」という意味も含まれています。
僕も経験したことなのですが、モチベーションを上げ過ぎて、頭がほてった状態で勉強していては、すぐにバテてしまいまい、効率が悪いです。
勉強は淡々とクールにするのが一番です。
ですから、気負い過ぎずに冷静沈着に淡々と勉強しましょう。

6.息抜きはしっかりとする。
息抜きも立派な勉強です。
たまにはテレビを見たり、本を読んだり、仲間と話したりしましょう。
常に勉強勉強では息が上がってしまいます。
直前期は時間がないようで意外と長丁場ですから。
一番の息抜きは、やっぱり受験仲間と話して不安を解消することですかね。
僕も多くの受験仲間に助けられました。

7.直前模試(本試験と同じ日程で行われるもの)は絶対に受ける
時間配分の調整・本試験でどう振舞うか、を確認することができるので、是非受けましょう。
2日が潰れるだけの費用対効果は十分あると思います。
時間配分は本当に重要ですし(「時間があれば合格答案が書けた。」という言い訳は言い訳にもなりません。)、本試験でどう振舞うか(休憩時間にどのテキストをどれだけ見るか、それとも何も見ないか。お昼は何を食べるか。などなど。)も非常に重要です。
どんな行動を取れば一番自分の頭が冴えるのかを必死に模索しましょう。
必ず、試験当日に役立ちますから。

8.とにかく諦めない
諦めるのは今まで頑張ってきた自分に申し訳ないです。
諦めるのは論文を受け終わってからでもできます。
何が何でも諦めないでください。


この文章が少しでも皆さんの合格に役立ったら幸いです。
では、お互い勉強頑張りましょう。
僕も明日からまた修習です。





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Last updated  2007.05.14 00:27:41
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