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黒ひょうさんの泣き虫日記

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2007.05.21
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いうまでもなく、論文試験では、見たことも聞いたこともないようなこと(特殊性・ひねり)が問われます。

そして、論文に合格する人は、すべからく、特殊性やひねりに配慮した(基本事項から自分なりに考えられた)答案を仕上げます。

ということは、合格するために必要な能力の一つに、問題の特殊性・ひねりに対応できる力というものを挙げることができると思います。


ここまではいいとして、問題は、「そのような力をどう養うか」です。

考えるに、上記力を養うためには、まず、基本事項をマスターすることが必須だと思います。
論文試験は2時間しか持ち時間がないので、できる限り多くの時間を、特殊性・ひねりへの対応に費やしたいところです。
そして、そのためには、基本事項を考える時間を削る必要があります。
注意していただきたいのは、「基本事項を考える時間を削る」というのは、「基本事項を軽視する」という意味ではなく、「基本事項を思い出す時間を早く正確にする」という意味です。
つまり、基本事項は瞬時に出てくるようにして、特殊性・ひねりに費やす時間を確保するのです。

ですから、論文本番までのこの間は、基本事項を瞬時に出せるようになるまで突き詰めていって欲しいと思います。


ちなみに、研修所の教官も、起案講評で同じような趣旨の発言をなさっていたことがあります。





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Last updated  2007.05.21 21:01:15
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