くろの旅

チベットで巡礼者たちの撮影をされた
佐野大介さんの作品です。

ひとめで魅入られてしまう、
ふしぎな力をもった写真でした。

「見たこともない景色を求めて、
　辺境、秘境と呼ばれる場所にも行きましたが、
　そこは、辺境の地などではなく、
　その場所で生まれ 暮らす人たちの日常の場でした」

写真にこめられたメッセージをお伺いしたところ、
「生きていますか？」ということを問いかけたいのだ、
とおっしゃっていました。


「生きていますか？」と問われ、
おもわずたじろぎました。

自分は「生きている」のだろうか？

自分の人生を、歩むべき道を、
しっかりと歩んでいるのだろうか？


佐野さんの写真展は明日まで、
世田谷ものづくり学校の中の
GO SLOW CAFEで行われています。