くろの旅

Keithの作品の中でも最も有名なものが、
Teslin Tlingit Heritage Centreの入り口を飾る
５本のトーテムポールだ。

手前から、
Raven（ワタリガラス）
Frog（カエル）
Wolf（オオカミ）
Beaver（ビ－バー）
Eagle（ワシ）

ワタリガラスは空を、
カエルは水を、
オオカミは大地を
ビーバーは水を、
ワシは空を象徴している。

Keithは１０ヶ月をかけ、
５本のトーテムポールを彫りあげた。

雨ざらしのトーテムポールは
いずれ腐り、倒れる。
それでも、それでいいのだという。

大空から水、そして大地へ
そして再び水から大空へ。
万物が流転する大自然の中で
トーテムポールはゆっくりと時を過ごす。

そして朽ち果てたKeithのトーテムポールもまた、
いずれ、大地、水、大空へと還っていくのだ。