ヒルズをはしご!「東京ベルリン展」@六本木ヒルズ森美術館に行ってきました!!
表参道ヒルズから六本木ヒルズへ!ヒルズをはしごして、森美術館で開催されている東京ベルリン展に行ってきました。昨年と今年はドイツ年、そしてサッカーのワールドカップ開催と巷はドイツブームなのでしょうか。展覧会では、各ブースを、時代で区切り、その時代のドイツと日本の作品を比較展示している、という内容で興味深いものでした。印象を一言で言うと、「やっぱりドイツって重厚」別の言い方をすると、「暗い」質実剛健なドイツの国民性は、工業製品のみならず、芸術作品にも色濃く反映されているなぁ、というのがくろの感じたことでした。ちょっと物足りなかったのが、第二次世界大戦時代のブース。ナチスドイツの元で、芸術はどういう展開を見せていたのか、くろの最大の関心事でした。例えば、レニ・リーフェンシュタール監督による映画、「民族の祭典」など、ナチスドイツが芸術をプロパガンダに利用した、とも言われていますが、実際のところはどうだったのか。芸術はナチスに迎合し、歓迎したのか、それとも不屈の戦いを挑んでいたのか。しかし、展示の作品数も内容も薄く、あまりよく分かりませんでした。逆に面白かったのが、現代のアート。特に、マルティン・リープシャーによる「シンフォニー」という作品は良かったです。オーケストラの舞台と客席がふしぎな形で合成されている巨大な写真なのですが、そこに写っている数百人(?)の人たちがすべて、リープシャー本人なのです。皆様もお時間あれば、是非足をお運びくださいませ。