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カテゴリ:サスペンス
監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
DVDを借りてきたとき恒例の無名作品の紹介コーナーです。今回はなんとスペイン映画です。レンタルビデオ屋でサスペンスコーナーを物色していて見つけました。
マドリードの交差点に店を構えるバルは、いつものように常連たちで賑わっていました。ところが、一発の銃声が喧騒を切り裂きます。ひとりの客が店の外に出た途端、頭を撃ち抜かれたのです。 店内に残った客や店員たちは、とっさに店の奥に避難するが、ひとりの客が店を出て撃たれた男の様子を見に行きます。しかし、さらなる銃弾が放たれ、その客も殺されてしまうのです。 どこから狙われているかもわからない状況では外に逃げることも出来ません。客たちがパニックに陥る中、ふと外を見ると道に転がっていた2人の死体とおびただしい血痕が跡形もなく消えていたのです………。 店の表から出たものが突然狙撃され、その原因もわかりません。しかし、表から出ていくと、3人目4人目の標的になってしまうため、店から出ることはできません。 店の中に残された8人は、何が起こったのか全く分からないまま、言い争います。「この中にテロリストがいるから狙われたんだ。」と誰かが言い出し、誰かの荷物の中に爆弾があるのではないかと、探し始めたりします。 そのうち、実はもう1人いたことに気が付きます。突然駆け込んできて、トイレに直行してこもったきりの9人目の男がいたことを。トイレに様子を見に行くと、その男は、見るからに尋常ではない異様な顔をして、死んでいました。それを見た8人は、未知の病原体をこの男が持ち込んだので、我々は閉じ込められたんだと、思い込みます。そして、その9人目の男が持っていた4本の注射器は、その病原体のワクチンだと決めつけます。 その上、男の死体に触っていない3人は、触ってしまった5人を隔離するため、地下室に閉じ込めます。4本のワクチンらしきものとともに。未知の病原体に侵されたかもしれない5人に対し、ワクチンらしきものは4本。当然何が起こるかはわかりますね。 という感じで、怒涛のように次から次へと展開するおかしな争いに目が離せなくなり、気が付いたら、いろいろな謎が明らかにならないまま(ごめん書いちゃった。)、終わってしまいました。どうやら、様々な謎が明らかになって、スッキリすることよりも、勝手な思い込みで、醜い争いを繰り広げる、人間の愚かさを描きたかったようです。 あっ、そうそう、主人公的に扱われている若い美女が、下着姿でオイルまみれになるという、おじさん好みの名場面もありますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.07 23:41:51
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