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カテゴリ:読書
伊坂幸太郎著、新潮社刊 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。 家族には、過去に辛い出来事があった。 その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。 連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。 そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。 謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。 溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。(楽天ブックスより) いやぁ~、伊坂ワールド全開だ。 スタイリッシュでありながら感動的でした。 まず表紙や目次からしてカッコイイよ。 この家族は凄く好きです。 お父さんが素敵。あったかい。 黒澤さんも、登場の瞬間にニヤリとしてしまいました。 あとはあれです、また生類憐れみの令とか何とか、 もうこれは久遠や春がではなくて 伊坂さん自体が動物好きだと判断してしまって 良いのでしょうか。 作中にある、子供をいくら殺したって構わないけど 犬を殺すのだけは絶対に許せない、 という様な記述にはちょっと共感してしまうんですよ。 (いや、これは大袈裟ですが) 例えば、よく兵隊さん達が馬に跨って殺し合いをしたりする あれが私は嫌で仕方が無いのです。 お前等が死ぬのは勝手だけれども それに馬を巻き込んでんじゃねぇよ! と思わずにおれなくて。 極端な話ですけどね。 まぁ、動物が好きって事でいいじゃない。(何が) それと今回は特に引用が多過ぎて 私には殆ど分かりませんでした。 ゴダールって名前なんて伊坂作品で初めて知りましたよ。 学が無ェなぁと思います。 今回もまた文庫版を購入しましたが、 伊坂さんは文庫化に際して改稿される事が多いんですね。 という事は、伊坂ファンとしてはまず単行本を買ってから、 (もしくはその前に更に掲載紙を買ってから) 文庫本も買えという事なんでしょうか。お金無いよ。 真面目にファンをするのも一苦労だ。 私は隠れファン程度で我慢しておくしかなさそうです… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.08 23:44:39
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