木瓜(ぼけ)の花
京都の四条大橋辺りの鴨川の堤防は、今の季節、桜だけではありません。木瓜(ぼけ)の花もきれいに咲いてましたヨいけばな草花辞典(三省堂)よりぼけ:木瓜(もけ)ばら科ぼけは、漢名の木瓜の音読みである「ぼくか」の転訛したもの。古くは、もけ(毛介)といったが、そのもけが転じて、ぼけとなったという。いずれが正しいかは不明である。また、ぼけの名のつくものに数種ある。わが国の山野に自生するぼけは、くさぼけ(草木瓜)であり、ここで説明するぼけは、中国から渡来した、からぼけ(唐木瓜)の系統である。花期は三~四月。果実は楕円形で鳩卵ぐらいの大きさ、果皮硬く、酸味か多いので食用にはならない。ちなみに、ぼけは漢字で木瓜と書くが、熱帯果樹パパイヤのことも漢字で木瓜と書く。