雨のち晴れ

一人暮らしの長女とは電話で良く話しています
夜中にかけてくることもあるから、最近はインフルのこともあって
え？何かあったの？とびっくりすることがあるんですが
そんな時は、レポートを仕上げて一息ついた所だったり
何か急に思いついてただちょっと電話してみたり
いつもそんな感じ。
この前の夜中の長電話は、何かの話から、
昔の話になり更に不登校になり始めた小学校の頃の話に。

”不登校の原因”についての話だった。
彼女が行き渋りを始めたのは小５の時。
その頃は、確かに家庭内もあまりうまく行っている状態ではなかった。
そして、女の子特有の体調の不調。ホルモンのバランスの崩れ。
一番親しかった友達の転校で何でも話せる相手がいなくなった。
そんな中で、そっとしておいてほしい傷に
大人が無理無理、土足で踏み込もうとした。
学校側が出した結論が
「家庭内がそんなだから不登校になった」
色んなことを考えられなくなっていた長女には
「そうなんだよね？」「それが原因なんだよね？」
と決め付けて何度も確認する作業が続いた。
そういえばあの頃長女は、私を含めた大人全部が嫌いだった。
「あの頃家庭内が。。。って何度も言われてたよ。
校長にＳ先生に養護の先生に、校長には何度も呼び出されたしね。
話せば話すほど落ち込むから、話し合いすっぽかして
行くのやめたんだよ」と伝えると
「小学校ひどかったよね。原因なんて、私本人がわかってないのに
なんであんなに小さい子の心の奥まで探ろうとしたんだろうね？」
「今思うと小さい頃から、集団の中でいつも違和感を感じていて
集団が苦手ってことが一番の原因。中々理解してはもらえないんだけど」
「原因探ししてかえって傷を広げるよりも、
もうそうなってしまったんだから
今出来ること、将来に少しでも役にたつこと
それを一緒に探してあげればいいのに。。。」

一緒にいた頃は、そんな深い話は出来なかったのに
電話を通じてこうして話せるようになったんだなとしみじみ思いました