『思いやり予算』ってご存じですか?
思いやり予算とは、在日米軍駐留経費負担の通称です。
1978年6月、金丸信防衛庁長官が、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担することにしました。日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した金丸防衛庁長官が、「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、思いやり予算と呼ばれています。
思いやり予算は年々範囲が広がり、今では米兵住宅の光熱費まで負担しています。米軍住宅っていうと、社宅みたいなのを想像すると思いますが、実際には低層四寝室タイプで、延べ床面積は百五十七平方メートル。日本の公営住宅の平均面積五十一・五六平方メートル(総務省調べ、〇三年)の三倍にもなります。最も狭いタイプ(高層二寝室タイプ)でも百一平方メートルと、二倍の広さです。
↑防衛白書より
一階に居間、食堂、台所、家族室(多目的スペース)、二階には寝室が四つ、浴室、シャワー室…。「思いやり予算」でつくられる米兵用低層家族住宅(四寝室タイプ)の標準間取りです。ちなみに、沖縄では民間の住宅を借り上げているところもあるそうですが、家賃は月40万円だそうです。
防衛施設庁が提出した在日アメリカ軍への「施設別項目別提供施設整備一覧」によると、「思いやり」予算を使った施設建設は、66基地でおこなわれ、その項目は「家族住宅」「学校」から「航空機掩体(えんたい=耐爆シェルター)」「桟橋」などの戦闘作戦支援施設まで64項目にわたっています。
そのうち最も多いのは「家族住宅」で、18基地に1万695戸、予算額は5045億円。98年に完成した池子住宅地区(神奈川)の「家族住宅」は、854戸、664億円で、一戸当たり平均7775万円にものぼっています。このほか、20~25人学級を前提とした「学校」は、16基地に33校、339億円。「育児所」は、14基地に22棟、120億円などとなっています。
日本では30人学級すら行ってもらえないのに、米兵の子どもになると20人学級・・・本当に本末転倒な話です。ちなみに、住宅と学校の距離が離れている場合にはスクールバスが出ます。子どもの頃、信号無視をして突っ切っていく米軍のスクールバスを何度も見ました。
なお、これらの施設の維持管理費、光熱費もすべて日本の税金から出ています。
在日米軍の家族が長期で旅行などをする際、帰ってきたときに暑かったり寒かったりするのが嫌だからといって暖房や冷房を何ヶ月もつけっぱなしにするのは割と知られた話です。(全部税金です)でんこちゃんにぶっ飛ばされてしまえー!とか思ってしまいますw
そんな「血税のムダ遣い」の最たるものとも言える「思いやり予算」
日本がアメリカ側に100億円の削減を求めたそうです。
しかーーーーーーしっ!
削減したのは、なんと米軍基地内の日本人従業員の手当分!
施設内で使われる高熱水道料金(253億円)は、減額するとアメリカに反対されるので削減しないまま。
絶対おかしくないですか?
あたしたちの税金は、米軍を飼うためにあるわけではありません!
そんなお金があったら、米軍はいらないから福祉にお金を回し、消費税をなくして欲しいと思います。
「財源不足」「経済活性のため」・・・政府のまやかしに騙されてはいけませんよ~☆