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カテゴリ:たまにはマジメなハナシ
防衛省技術研究本部というところで、11月7,8日に技術発表会なるものを開催するらしい。その中で陸上装備の欄に「ガンダムの実現にむけて(先進個人装備システム)」というものがある。 あたしたちの血税がこんな殺人ガンプラ研究に使われているとは・・・誰か国会で突っ込んでほしいものだ・・・ そうそう、ガンダムといえば「オタクの定番」というイメージがあるが、実は「有事法制発動シュミレーション」のテキストとも言える内容となっている。 かなり昔に見たのでうろ覚えだが、そもそも、ジオン軍から攻撃を受けたとき、民間人は守ってもらえなかった。助かるためにガンダムに乗り込んだアムロ・レイ。実際には乗り込ませた責任者はじめアムロ・レイたち全員処罰ものだが、そこはアニメということで多少甘めに作られているw その後、「優秀な道具として使える」と判断した軍によってガンダムへの搭乗を強いられ続ける。降りようとすると「軍の機密を知ってしまったため、ガンダムに乗らないのならば投獄する」と脅迫される(実際には投獄ではなく処刑でしょう・・・) そこには「民間人保護」などという理念はなく、ただただ「軍にとって使えるかどうか」しかない。軍隊の本質がここにあると思う。 軍の機密を知ってしまった民間人がどういう運命になるのか、初代ガンダムを見ているとよくわかるわけだ。 もっとも印象的だったのは、アムロ・レイたちが乗っている「ホワイト・ベース」に修理の必要があったとき、永世中立を保つ惑星(名前忘れた)へ救助をお願いすると 「兵站(後方支援)は軍事行為であるため、中立国の我が国はホワイト・ベースの修理を引き受けられない」と言われるシーンだ。 「兵站は軍事行為ではない。」としてイラクへの給油活動を強行した小泉元首相はじめ自民党の議員と民主党の議員全員に聞かせたいセリフだと思う。 ガンダムはだんだん観念的な内容になってきて、最後は???なところもあったけれど、ガンダムの活躍抜きで見ると、かなりシビアな内容となっている。 「国際貢献」を口実に自衛隊の海外展開の仕組みを作ろうとしている政府と民主党。 みんなでガンダムでも見て、戦争とは、軍事行動とは何かをしっかりと学んで欲しいものだ。
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