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カテゴリ:たまにはマジメなハナシ
11月26日カンザス州大学での講演で、アメリカのゲーツ国防長官が軍事力などの“ハードパワー”ではなく、外交や経済支援などの“ソフトパワー”を強化するべきだと語ったそうです。 まぁ、国防長官ですので軍事費は引き続き確保するということはしっかり言ってたみたいですけどw でも、イラクとアフガニスタンへの攻撃に関しては 「イラクとアフガニスタンへでの戦争(ってかアメリカの一方的な攻撃にしか見えないけど・・・)で最も重要は教訓は、軍事的な成功だけでは勝利できないということだ」と指摘しました。 これはすごいことですよぉ! だって、ジャイアンがのび太を殴ってものび太は負けない。暴力だけじゃだめんなんだ、ってジャイアン自信が自覚したってことと同じようなものですもん。 その他、米国の軍事費が年間5億ドルにも登るのに、外交を司る国務省余談は360億円しか予算がないことも指摘。米国の職業外交官の数は6,600人でこの人数では「空母打撃群1個の人員よりも少ない」と述べたそうです。 また、「国務省の文化情報局(対外宣伝機関)を廃止し、国際開発協力庁(経済協力機関)を縮小したことは、ソ連崩壊後にCIAや陸軍の現役部隊を削減したこと以上に先見の明がない」「米国が他国の人とかかわり、支援し、意思疎通する能力を骨抜きにした」と国務省の機関の縮小を強く批判しました。 その他、イラクやアフガニスタンの米軍の役割について「軍隊は文民や専門性の代わりにはならない」と明言しました。 まぁ、この人日本にまた無料ガソリンスタンドをやれって迫ってる人ですから、“人の財布をあてにしてるだけ”なのかもしれませんが、とりあえず国防長官がここまで言ったことはとても大きなことだと思います。 南北朝鮮でも南北軍事合同委員会の設置が15年ぶりに検討されているようですし、武力による対立では何の結果も出せないことが実証されてきています。 今でも武力行為によって多くの人たちが犠牲になっています。武力を使った“貢献”なんてあり得ません。 早く全ての国から武力行為がなくなることを切に願います。
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