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カテゴリ:本のオハナシ
タイトルですでにおわかりかと思いますが、今回は『探偵ガリレオ』『予知夢』です。 東野圭吾さんは、昨年『手紙』を初めて読んでからわりとハマっている作家です。あたし的には、脳の一部を移植するとその人の人格はどうなるのかを描いた『変身』が好きなのですが、あれは暗い上に華やかさのない話なのできっとマイノリティーなのでしょうねw 話はそれましたが、この本を読むと、原作とドラマのディテールが大分違うことがわかります。何より驚いたのは、ガリレオこと湯川教授のモデルはなんと佐野史郎氏!! 『探偵ガリレオ』の後書きを佐野史郎氏が書いているのですが、なかなか面白い文章でした。佐野氏、今頃は苦笑いしていることでしょうねw 原作では湯川教授の相棒は草薙という男性刑事です。ドラマでも出てくるようですね(ドラマ、ほとんど見られなかったんです・・・涙) この草薙刑事がいつも未解決で不思議な事件を湯川教授の研究室に持ち込んで来る、という展開で始まります。このコンビが「ホームズとワトソン」と言われますが、化学オンチの草薙刑事を湯川教授がからかうあたりは、現場から得た情報で推理するホームズとワトソンのやりとり「すばらしい!」「初歩的なことだよ」が再現されているような気持ちになります。余談ですが、ガリレオが好きな方はホームズシリーズも読んでみるといいかもしれません☆ 原作はドラマの最終回のような大がかりな話はなく、もっと淡々と進んでいきます。しかし、実験や不思議な状況などは原作だけだとイメージがわきづらいので、ドラマの状況を思い出しながら読むとイメージが膨らんで面白いと思います。 話は変わりますが、柴崎コウさんって、原作では男性(ガリレオ)だったり、オバちゃん(県庁の星)だったり、子ども(どろろ)のところでの起用がチラホラ見えますねw 柴崎コウさんが入ることによって、ちょっと恋模様も織り込んで膨らませようという制作者の魂胆・・・結構当たっているのかもw のせられてドキドキしながら見ちゃう自分が情けなかったりします・・・テヘ ページ数がない上に、短編で淡々とした話なので、あきなければ数時間で読めてしまいます。(早い人は多分1時間以内で読めます)『予知夢』はもっと淡々としているので、1日あれば両方読めると思います。1回試しに読んでみてください☆
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