|
カテゴリ:たまにはマジメなハナシ
後期高齢者医療制度が最近ニュースで大問題になっています。 赤旗新聞の日刊紙を読んでいたあたしからしたら「あ、みんな困ってるのね」っていう感じ。 だって、後期高齢者医療制度って国民の大好きな小泉首相が強行採決して、赤旗新聞以外の新聞やニュースにも載らなくて、みんな納得していると思っていたんだもの。ずっと「どうすんの?!知らないよ?!」と思っていたあたしからすると「なんで今更?」というのが正直な感想です。 新聞記者なんてわかっていたはず。どんな悪い制度かも判断できないような記者だとしたらジャーナリスト失格だと思います。権力に立ち向かうのがジャーナリストの使命なはず。新聞記者にはもっと自分の役割を考えて仕事をして欲しいと思います。 最近、マスコミに乗せられて、自分の生活と間尺の合わない政策を支持している人が増えている気がします。憲法だってそう。時代に合わないとか憲法に載っていない権利があるとか言っているけれど、最高法規である憲法は人間が人間として豊かに命の危険もなく戦争や貧困もなく生きられるという理念さえ規定していればいいわけで、憲法の理念を元に時代に合わせて新しい法律を作ればいいわけです。 でもこんな貧乏人にとって都合のいい憲法、金持ちや政治家からしたら「目の上のたんこぶ」でしかありません。彼らが変えようとするのは当然のことです。あたしがホリエモンや小泉だったとしたら変えようとします。 政府が憲法を変えようとしていることを他に例えるとすると、人殺しがしたいから刑法を変えてしまうのと同じです。憲法だからわかりづらいけれど、刑法で考えたらどんな横暴なのかがわかると思います。 後期高齢者医療制度は立派な憲法違反です。憲法を変えるということは、こういう私たちの生死に関わるような悪法がどんどんまかり通っていくことになります。 規制緩和も同じです。その現れがコムスンであり、BSE牛の輸入であり、中国餃子になっているわけです。お金持ちは高い国産食材を食べ、老後の心配もないし、規制緩和すれば金儲けができるから支持するのは当然です。コムスンのような業者でコキ使われてお金もなく危険な米国産牛や中国産野菜を食べなければならないのは私たちが規制緩和に賛成するのは理解できません。 昔、とある平和運動をする人から言われたことがあります。 「平和運動は想像力が豊かな人でないとできない運動なんだよ。なぜなら、戦争が始まったらどうなるかを想像しながら運動しないといけないからね」 なるほどなぁ、と思いました。 貧困で多忙な日本人。テレビやラジオでも思考を麻痺させる番組ばかり。 どんなに貧乏でも想像力は貧乏になりたくないなぁと思う今日この頃です。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[たまにはマジメなハナシ] カテゴリの最新記事
|