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埋もれ火のアンソロジー

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2010.09.09
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カテゴリ:街道をゆく
湖西のみち

この「街道をゆく」の旅が

琵琶湖からはじまるとは思ってもみなかった。

司馬遼太郎の旅は

旅の前に

膨大な予習がなされて

それが頭にたたきこまれてるかのようだ。

その上に、小説で培った歴史的な知識があるから

著書「街道をゆく」の話は

派生に派生を重ねるがゆえに

そのおもしろさは並ではない。

歴史無知無知のぼくですら

夢中になってしまう有様ですから。


ここでは

白髭神社から

朝鮮の「新羅」を連想するところなど

漢字やその読み、音に司馬遼太郎が敏感であること

また小さい時から地図を見て漢字からのイメージが

すこぶる膨らむ習性を身につけていたことが

わかった。

単なる予習ではこうはいかない。

「直感」が働いている。

そこに仮説が生まれるんだな・・・



プロローグだったかもしれないが

印象に残ったのは

司馬遼太郎の奥さんの話に

司馬遼太郎が「土」と書いて「くに」と呼ぶことに

こだわっていたということと

司馬遼太郎がこだわっているのが

ネーションやカントリーではなく

ランドだったという2点。



ぼくの勝手な解釈だが

司馬遼太郎が「街道をゆく」で提起したかったことは

日本人よ



土地

山河

への畏敬の念を

俺たちは忘れてきてやしないか?

ということだったような気がするんだが

いかがでしょうか?



ぼくはリアルタイムで「街道をゆく」を読んでもいないし

NHKテレビで見てもいない。



比古太は見ていたんだろうなあ~と思った。

なんとなくだけど・・・



おかちんさんという方のHPはすごい!

司馬遼太郎に肉薄するようなHPである。

湖西のみち






街道をついてゆく

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Last updated  2010.09.09 21:02:22
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