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埋もれ火のアンソロジー

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2010.11.27
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カテゴリ:街道をゆく
IMG_4085


国道54号線を「出雲街道」だと知ったのは

実は地図帳を見てからだった。

江の川にそって走っていたのだ。

予備知識がないのでただの「道」ただの「川」にすぎず

とにかく霧が晴れる気配もなく時は流れた



吉田町

それは安芸高田市の中のひとつの町に過ぎないのだ。

司馬遼太郎は「街道をゆく」の中で

毛利元就と吉田町を熱く語っていた。

だが

僕が「吉田町」を知ったのは

1992年だった。

吉田拓郎が「吉田町の唄」というアルバムを出してるんだ。

正直このアルバムは1回聴いただけで終わったアルバムなんだ。

「引越し」は何度か聴いてたけど・・・。

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吉田町の唄

吉田町では毛利元就像を見たらいいという

実に正統な観光的態度でのぞんだ。

しかしこれがみつからないんだ・・・

IMG_4086


司馬遼太郎の石碑は見つけたが

毛利元就像が見当たらない。

紅葉は素晴らしかった!

IMG_4092


車をとめて紅葉を撮ろうとしていたら

年配の方が通られたので

「毛利元就公の銅像はどこにあるんですか?」

「ここをくだって左にまがったところじゃよ」

「ああ、もっと下なんですか?」

「うん、そこをくだって左にまがったところじゃよ」

「それにしても霧がすごいですね~」

「11時くらいになったら晴れる」

「毎日こんな霧なんですか」

「11時くらいになったら晴れる」

「三次市からずっと霧でしたよ」

「11時くらいになったら晴れる」

「ありがとうございます」

「そこを左にまがったところじゃよ」

IMG_4096


毛利元就についての知識は

ほとんどなし!

なんだか集会所のような宿泊施設のような入り口にあって

もうちょっと建てる場所を考えたらとも思ったが

町の人が話し合った上でのことだから文句は言うまい!



吉田町にはかなりの時間いたのかもしれない・・・


吉田町をはなれた頃から急に睡魔に襲われた。

で、

川沿いの空き地に車をとめて眠った。

11時に目が覚めた。

空は11月の見事な青空だった。

「11時くらいになったら晴れる」

あのおじさんの言葉通りだった・・・。

超貴重スライドショー

(注)「出雲街道」とスーパーマップル道路地図には書いてあったが

検索してみたら出雲と姫路を結ぶ街道のようで

三次市とかは通ってない・・・。

もう少し勉強します・・・。







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Last updated  2010.11.27 09:30:12
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