あるパーティーダンサーの独り言

音楽を聴こうと思ったら音が出ません
調べたらＣＤプレイヤーがＣＤの読み取りをしてるのに信号が出ていません
試しにヘッドフォンを試したけれどおんなじ
無音です
Ｓ社のＳＤＣ－３３３ＥＳという１５年前の機械です
その前に使っていたプレイヤーの倍の１０万円ちょいとの値段でしたが、前の機械とあまりにも音が違って愕然とした思い出があります
線の細い高音に特徴がありました
その後聴き続けた結果耳が慣れたのか、機械がこなれたのか普通にいい音に聴けました

ＣＤが聴けなければ日常がつまりません
早速新しいプレイヤーを探し始めました
ＳＡＣＤ（スーパーオーディオＣＤ）が聴ける機械って昔に比べると本当に種類が少なくなりました
でも趣味の品の買い物ってワクワクしますね
候補を決めてから念のためもういちどステレオに灯をいれてみました
なんと鳴りました
しかも前よりいい音です
細身の高音がきれいに伸びていきます

これで何度目でしょうか
もう限界と見定めて買い換えようと決めたら急にその機械が調子を取り戻すという現象
しかもこのＣＤプレイヤーは２度目です
何か月か前にやはり音がでなくなり買い替えを決意した途端に復活したこと

ＣＤプレイヤーは読み取りのレーザーの寿命があります
他の部品だって寿命があります
１５年を超えたこのＣＤプレイヤーは人間に例えればすでに老境です
人生の落日期をむかえているわが身と比べると妙に心情的に訴えるものがあります
「よう　ご同輩！」

急に愛おしくなり決意しました
倒れるまで一緒に行こうな