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カテゴリ:麺・そば・パスタ
あぁ、今日も… ねずみ講や高配当を謳った儲け話による被害というのは、なくならないものである。 今朝(昨日?)の新聞にも、30%超の高配当を謳い文句に多額の資金を集めていた会社が、突然に閉鎖したというニュースがあった。 「同社は、『オイルマネーの資金を得て事業を立て直したい」と説明しているという」 オイルマネーなんて言葉に騙される奴がいるのだろうか? …いっぱいいるんだろうな、きっと。 30%もの利回りを信じるなんて、世間知らずも甚だしい。 しかし、そう指摘されると「実際に最初は配当があった」とむきになる人もいるらしいが、そりゃあ見せ金というものだ。 配当でもなんでもなくて、新規会員から預かったお金を右から左に流しているだけだということに気付かないのが、やはり世間知らずである。 なぜそれが分からないのだろう? 同じ様なニュースを見聞きするたびに、不思議で仕方ない。 閑話休題。 電車の中で勝見洋一氏の「匂い立つ美味」を読んでいたら、「カツ丼」の項にこんな話が出ていた。 ----- この「行って帰って来い」こそ万国共通の「鍋料理」の極意である。旨味が素材から出てそのままだったら、料理にならない。出ていったダシが他の味を連れてまた帰ってくる(中略) ところが我らの蕎麦屋の高等テクニックは、肉に帰そうとはしないのだ。帰すのは衣にである。これが肝心。(中略) そうなのだ、正しいカツ丼とは、「カツの衣丼」なのだ。 ----- うーむ、言い得て妙。 そう言われてみれば、そば屋や安い食堂で食べるカツ丼の肉なんてちっとも美味しくはない。 それなのに時々そういう店でカツ丼を注文してしまうのは、まさに衣が目当てだ。 ダシと肉のエキスをたっぷり吸ってふやけて膨張した衣とご飯を一緒にかき込むのが、カツ丼の魅力に他ならない。 というわけで、昼は木挽町砂場でミニカツ丼ともりそばのセット。 食べ終わって反省しきり。 失敗した。 普通のカツ丼とミニそばのセットにすべきであった。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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