|
カテゴリ:麺・そば・パスタ
あぁ、今日も… 昼休みに、前から少し気になっていたことを診てもらおうと、会社の近くの病院を訪れた。 初めて訪れる病院だ。 診てくれた院長は私と同い歳の女性である。 なぜ歳が同じであると知っているかといえば、受付の横の壁に「学位記」やら「○○医認定証」やらが額に入って掲げられていて、そこに生年月日が書かれていたからである。 初対面だというのに親しげに打ち解けた口調で話しかけてくれるのは、同い歳ゆえの気安さか…って、そんなわけはないだろう。 普段からどの患者に対してもこうなのだろう。 そうは思っても、同い歳の女性と話をすることなど最近では殆んどないことなので、なんだか意識してしまう。 20数年ぶりに同窓会に出て、かつてのクラスメートの女性と、近いようでもあり遠いようでもある距離感を測りかねながら話しているようだ。 そして、自分の姿かたちは棚に上げ、同い歳の女性ってこんな風なんだなぁ(どんな風なんだ?)と実に不躾に興味深く眺めてしまった。 たぶん会社にも同い歳の女性がいるのだろうけれど、よく分からない。 前の会社なら、周りの女性たちが何年入社で4大卒か短大卒かなどは分かっていたので、大体の年齢が分かったものだが、転職した今の会社ではそれが判然としないし、今さら聞く気もない。 見た目じゃ分からないものだ。 女性ばかりでなく男性もそうだが、年齢を重ねるほど外見の個体差は拡大していくもので、てっきり先輩だと思って接していたらいくつも年下だったなんてことが珍しくないし、逆もままある。 病院に行って何を考えているのやら、私は。 女医というのは、きっと苦労が絶えない商売に違いない。 そんなこんなで昼休みが過ぎてしまったので、近くのそば屋に飛び込んだ。 「十割そば 郷」 店名だけ聞けば、作務衣を着た修行僧のようなオヤジがやっているこだわりの高級そば屋を想像しそうだが、立ち食いそば屋である。 もりそばとかき揚丼で680円。 そば単品だと寂しい気がして丼をつけてしまうから、メタボ路線まっしぐらなのである。 分かっちゃいるけどやめられない。 で、肝心のそばであるが、悪くない。 いや、この値段と立ち食いそば屋であることを考えると、まずまず旨いといっていいだろう。 つゆはもっとはっきりした味で勝負してもいい気もするが、個人の好みの問題だ。 少なくともチェーンの立ち食いそば屋にありがちな、引っ掛かるような人工的な味は残らない。 丼物はオマケだから許す。 今度は単品で温かいそばを食べてみよう。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[麺・そば・パスタ] カテゴリの最新記事
|