我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

今日は、妻が犬のために家の改造を考えているというので、２匹の犬を連れてニコタマのタカシマヤＳＣガーデンアイランドへ出掛けた。
といっても、ま、リフォームというほどの大げさな話ではない。
リビングのフローリングにコーティングをして滑り防止を図ろうというものだ。
昨年のZAZIEの脱臼＆靱帯損傷で１０万円ほど出費していることを考えると、これからますます年老いていく犬のために１０数万円の出費もいたしかたないと言われれば、その通りかもしれない。
今年のボーナスは犬対策と車検と娘の教育費で消えていく。


妻が、自分の誕生日も近いことだから、ちょっと良いワインを飲みたいと言い出した。
妻の誕生日より先に私の誕生日がくるのだが、それを主張することにメリットはなさそうだ。

妻の好みはどっしりした赤ワインだ。
これまでの経験から言えばボルドーのジロンド河の右岸を買えば間違いはないはずだ。
というわけで、ポムロールを買ってみた。
いつもサンテミリオンばかりでは芸がない。
（いや、「いつも」というのは見栄を張り過ぎだ。「いつも」の家飲みワインは安いコートデュローヌである。）

我が家で普段飲むワインの価格帯に比べて思い切った値段のものであるが、まぁ高が知れている。
同じ店に置いてあったシャトーマルゴーよりゼロが一つ少ないうえに、一番上の桁の数字もマイナス２ぐらいか。

というわけで、今日の夕食は、妻が焼いたローストビーフ、私が作ったマッシュルームのセゴビア風＋筍、スモークサーモン、アスパラガスとインゲンの半熟玉子添え、野沢菜。

ワインはさすがに高いだけのことはあって、香り、味ともに普段飲みとはレベルが違ったが、とはいえ、このぐらいの値段ではこの程度なのだな。
５桁の価格のワイン（飲食店価格ではなく、小売店価格）を家で飲んでみたら、やはりもっとサプライズがあるのだろうか？
あまり、贅沢は言うまい。
贅沢は娘が飲めるようになるまで、とっておこう。



満腹、満腹