我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

独りで過ごす週末である。
遅く起きれば良いようなものだが、目が覚めてしまった。

軽い朝食を食べた後、近所の図書館が開くのを待って出掛けた。
暇つぶしに図書館にある新聞をすべて読もうと思ったのだけど、開館間もない図書館の新聞コーナーは既に空だった。
私と同じ考えの人たちが多いらしい。
料理雑誌を眺めながら、新聞が戻るのを待ち、数紙に目を通したが、朝日新聞だけは最後まで戻ってこなかった。
朝日は普段読まないだけにこういうときに目を通しておきたかったのだが、ま、読まなければ読まないで何の問題もない。
それにしても、新聞なんて隅から隅まで読んだってそんなに時間の掛かるものではないのに、私が図書館に滞在した１時間ほどの間に一度も戻ってこないというのはいったいどうしたことか？
新聞を広げて寝ている人がいるのじゃなかろうか。


昼食は、独りなので、簡単に済ませた。
パスタを茹でて、レトルトのパスタソースを合わせただけだ。

パスタはディチェコのNo.6フェットチェッレだ。
店で食べるとこういうきしめん風の平たいパスタも悪くないと思うのだけど、家で食べると普通のスパゲッティが良い気がする。

ソースは無印良品の蟹のトマトクリームを使った。
うーん、これは微妙だな。
まんざら悪くないけど、蟹と言われるとどうかな？
その一方で、蟹じゃなければこのソースはなんなのかと問われれば、答えようがない。
価格を考えれば、十分健闘しているとは思うけど。

それよりも、パスタに合わせて飲んだオニオンスープに驚いた。
フリーズドライのインスタントのスープなのに、こんな美味しいものは今まで経験がない。

いただき物のキリン「一杯の贅沢」というシリーズのものだ。
「贅沢」と名乗るだけのことはある。
いただいたセットには、他に完熟トマトスープ、たまごスープ、豚汁、揚げなす味噌汁が入っている。
これからこれらを一つずつ楽しんでいくことにしよう。



満腹、満腹