我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

昨晩、稽古に行く前に立ち食いそば屋に寄った。
帰宅後に晩御飯を食べるし、稽古前に満腹になってしまっては動けないので、もりそばにした。
稽古場近くのこの店に入るのは随分と久しぶりなので記憶はあやふやなのだが、たぶん値上がりしている。
これなら、裏の松屋に行って牛丼かカレーを食べた方が安い。
交差点の向こうのマックでも良いかもしれない。
いや、それじゃ食べ過ぎだ。
値段の問題じゃなく、小腹を満たし、過剰でない適度なカロリー補給が目的なのだから。

それはさておき、店内の貼紙に目が止まった。
「薬味増量３０円、つゆ増量２０円」

なんだかな。
金額は微々たるものだが、薬味ったってネギだろ。
３０円でどれだけのネギがついてくるというのだ。
たとえネギ好きだとしても、そばに山盛りのネギは不要である。
それから、つゆ？
つゆだって、いくらなんだって倍量も必要ないと思う。
２０円や３０円取ったところで、収支にほとんど影響はないだろう。
それとも、収支に影響が出るほど、薬味やつゆを増やせと要求する客がいるのだろうか。
もしかしたら、そういうことなのかもしれない。