マルベリー家のミミズとエコガーデン

　画像は、桑畑です。これが数百メートルにワタって、山道沿いに延々と広がっています。普通の雑木林のようですが、れっきとした畑です。でも今は伸び放題、手入れ無し状態。


　もう一枚、画像を。

少し見づらいですが、株と株の間が整然としていて、人工的に植栽されたものだということがわかります。少し前まで桑畑だったことがわかります。

　桑は絹の原料を作ってくれる「蚕(KAIKO)」の餌として、全国で栽培されていたものです。特に福島県伊達地方、伊達市と伊達郡とその近隣は盛んでした。中でも伊達市梁川町は「蚕」の良質な卵(蚕種)の輸出地として全国唯一を誇っていました。

　画像のような、畑の荒廃が始まったのは戦後のことですが、今では蚕を生業とする人は特殊な「天蚕」という種を育てている人数名を除いて、全くいなくなってしまいました。そして、桑畑は放置され、邪魔者扱いされています。

　突然結論にとびますが、マルベリー家の庭、マル庭の主役は「しだれ桑」です。
それは、この地の「桑」の歴史を大事にしたいと思ったからでした。桑を利用して、桑をシンボルとして、何か出来ないか？
私の「土いじり」、は、こんなところから始まりました。ただ、このときは他の草花を育てようなどとは全く思ってはいませんでした。でも、月日が流れ…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞