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カテゴリ: |__病虫害
私は、今現在病虫害対策として、害虫対策に<1>「ニームオイル」、<2>「ニームパウダー」を、そして病気対策に<3>「酸性水もどき」を使用している。
<3>の[酸性水もどき」は、その道では有名なGAMIさんのまねだが、これは基本的には春先までの病気予防に数回散布している。 今回は、<1>と<2>のニームの話。 <ニームオイル> これは害虫用。 私は、普通は希釈300~500倍くらいで散布していて、過去2年間は気がつかなかったが、今年はアブラムシが大繁殖で、しだれ梅が新芽の成長をストップしてから、最近まで100~200倍で散布することが多かった。 今日は500倍希釈に戻したが、ニームオイルは、天然のものとはいえ、決して毒性の低いものとはいえないと思うようになった。 大概のニームオイルの説明には、その毒性の及ぼすところが「草食性の害虫にとどまる。」「唯一、その花粉を幼虫のえさにするミツバチに影響を及ぼす。」と、記してある。 小さな庭の、しかもひとつの事例だけで結論を出すわけにはいかないが、数日前に日記に書いたテントウムシの脱皮だが、今現在もそのままそっくり変わらないままだ。脱皮失敗ですね。ニームオイルの成長障害作用が、肉食昆虫のテントウムシに作用したのだろうか? 濃度の問題、時期的タイミングの問題、そしてそのときの環境の問題などを含め、結論付けはできないが、何らかの影響はあるかもしれない。 <ニームパウダー> これは、ニームの実を絞った粕を醗酵させ、それをパウダーにしたものだが、私の場合、施肥効果と合わせて、土の中の害虫駆除を期待している。 基本的には、粉の油粕と同じような使い方をしている。 今回は、実験的に、(1)土中にいるかもしれないコガネムシに成長障害が起きるかどうか、(2)また、コガネムシの産卵期が今頃から始まるが、これに対してニームパウダーはどんな作用をするのかを、3ヶ月にわたって観察していこうと思って、少し厚めに施肥した。 しかし、ここでも問題があった。直接パウダーに触れた「シマミミズ」が、かなり苦しんだ末、死んだ。 下の画像はピンボケ失礼だが、赤い頭を上に伸ばし、ミミズが何か言いたそうにしている。苦しんでいるのかもしれない。そして、数時間後には土表面で死んでいた。 ニームは、私の庭ではこれからも使い続ける「良き友」ではあるが、少なくともミミズに、ニームパウダーをまぶしてはいけないようだ。逆に言えば、オルトランとかの化学薬品と同じ程度に、ニームは慎重に使用した方がいいと思うようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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