マルベリー家のミミズとエコガーデン

　もちろんこの虫は害虫ではない。むしろ益虫といっていいだろう。しかし、時として彼女から手ひどいめにあうときもある。
　アシナガバチだ。
　もくもくと、孤独な作業を続けるアシナガバチ。もう何日になるだろう作業は遅々として進まない。しかし着実に進んではいる。
　


　それにしても、やっぱりここに巣作りは困る。

　昨年は、ブルーベリーの収穫を犠牲にしてもアシナガバチに害虫退治の役目を果たしてもらったが、今年のここは、アジサイ「アナベル」の前面で、後ろにバラの「スパニッシュビューティ」「コンパッション」があり頻繁に近寄らなければならないところだから、刺されては困る。残念ながら撤去しなければならない。

　私の都合で、大変申し訳ないがやむをえない。

昨年のアシナガバチの巣

　それとは別の話。
このアジサイの枯れた枝に、その中を食べたのだろうか蜂だかアブだか分からない虫が住んでいた。



　しかし、どうやら死んでいるようだ。



　これはアジサイにとってはやはり害虫だろう。ただ、枯れたから巣くったのか、巣くったから枯れたのかは不明。それによっても判断が分かれる。

　害虫と益虫の区別なんてものは人間の都合によってころころ変わるもの。まったく勝手なものですね。