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カテゴリ:○マル庭日記
2011年度も昨年に引き続き、広瀬大通りイルミネーションを実施します。
(2010年「伊達の冬ほたる」フォトコン特選作品)※クリック拡大 「伊達の冬ほたる」は、平成2年、駅前商店街「ビック’Sヒロセ」の有志6名の出資により開始されたもので、今年で22回目を迎えます。 市の助成などを受け総数5万球のイルミネーション事業となりましたが、主体が小さな商店街ですので、手弁当での運営でようやく継続している状態です。 イルミネーション装飾前の作業、植え込みの刈り取り、樹木の剪定、街路の清掃等も、もちろん他の団体様の力をお借りしながらですが、自分たちでやっています。 (2010年「伊達の冬ほたる」フォトコン準特選作品)※クリック拡大 今年は東日本大震災で、我が商店街にも大きな影響がありました。 直接的な経済打撃はもとより、東京電力の原発事故の風評被害による売り上げ減もあり、会員数が減少しました。 会費の減少によって事業継続が危ぶまれましたが、他の事業を縮小することでようやく開催できることとなりました。 しかしながら、恒例となりました「点灯式」と「フォトコンテスト」は残念ながら中止させていただきます。大変申し訳ありません。 点灯は12月10日より翌年1月30日までとなりますが、伊達市梁川町にお立ち寄りの際には際には、ぜひごらんいただけたら幸いに思います。 (2010年「伊達の冬ほたる」フォトコン準特選作品)※クリック拡大 もちろん、開催趣意は今年も変わりません。その主な目的は、子供たちに、わが町が「自慢できるまち」だと感じさせることにあります。 そして、「伊達の冬ほたる」のコンセプトは、美しく光ればよいというものではありません。「自慢できるまちづくり」のためには、今後、環境へ多少なりとも負荷をかけるイルミネーションと環境問題との整合性をどう図るかという大きな問題も抱えています。 環境問題へのアプローチを含めて、「自慢できるまちづくり」のために基本となるのは、「まちは誰のものか?」という素朴な問題提起です。私たちは「伊達の冬ほたる」をとおしてこれも訴えます。 「まちは自分たち一人ひとりのもの」であり、一人ひとりがひとつのゴミを拾えば、まちは美しくなると。 今年は、大変不幸な出来事がありました。環境循環が崩れてしまいました。 昨年まで「落ち葉」は、私たちにとっては「ゴミ」ではありませんでした。黄金色に輝く「お宝」でした。 街路樹の落ち葉と剪定屑で腐葉土を作り、次にくる春の本当の花を咲かせたい。そのための素材でした。 しかし今年は「汚染物質」です。「ゴミ」以下です。ひとつの環境循環コンセプトが根底から崩れていきました。 「伊達の冬ほたる」は、小さな冬のあだ花に過ぎません。 先日電飾を飾る作業を終えましたが、やはりそのときに出る剪定枝のシュレッド、そして落ち葉が堆肥にならない無念さが残りました。 あだ花があだ花で終わってしまう悔しさです。基本コンセプトを壊された悔しさです。 それだけに、多くの人たちに見ていただきたいという思いも例年に無く強いものがあります。 おもてなしは何もできませんが、この「伊達の冬ほたる」が皆様の希望の灯りとなり、やがては「冬の陽だまり」になることを願っています。 (2010年「伊達の冬ほたる」フォトコン応募作品)※クリック拡大 そして、さらには、子供たちが大きくなり、進学、就職、または嫁いだ先で、「あの『伊達の冬ほたる』見に行こうよ。」といってくれる日を夢見ています。 平成23年12月吉日 <伊達の冬ほたる実行委員> ________________________________ 過去の「伊達の冬ほたる」フォトコンテスト応募作品 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/12/05 07:45:38 PM
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