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カテゴリ:旅行・交通のこと
久しぶりにキーンと冷えた晩秋の空気を
肌で存分に味わいながら、 キャンベラの駅に降り立ったおいらです。 キャンベラ駅正面口。 駅全景。規模としてはロッキーの駅並みか。 駅前の街路樹にも秋が感じられます。 まずは路線バスに乗ってシティ・センターへ向かいます。 バス停でバスを待つ間も、足元から底冷えがする感じがします。 こうした「寒さ」を味わうのは久しぶりだなぁ、とちょっと感激。 気持ちも頭もシャキっと引き締まるような気がします。 (↑身体もひきしまればいいのに) ここでキャンベラについて簡単に学習しましょう。 人口33万人。もともとメルボルンに首都機能があったオーストラリアですが、 メルボルンとシドニーにおける首都争奪戦に決着をつける形で 両市の真ん中に位置するキャンベラに、無理やり首都を建設したとの事。 さすがオーストラリア、物事決めるのアバウトすぎ。しかしある意味フェア。 という事で、豪州屈指の寒冷地である計画都市キャンベラに、 1927年、首都がめでたく遷都されたというわけです。 都市計画に基づいた街並みは素晴らしく整備されており、 至る所に政府機関や国立の資料館・美術館が並びます。 街の中央には大きな人口湖(グリフィン湖)があり、 そのほとりにある3つのラウンドアバウトから、放射線状に幹線道路が 伸びる、非常に整然とした街という印象。 まさにコンテンポラリーという表現がぴったりで、 古きよき景観を残した風情のある街とはまた違った、 いわゆる「人工都市」の美しさを感じ取る事が出来ます。 バスはそうした街を走り抜け、15分ほどでシティ・センターへ到着。 ここは街の中心部の4ブロック程がバスの発着場となっており、 区画全体がバスターミナルの機能を果たしています。 おいらはシティセンターの11番乗り場からキャンベラエクスプローラー号に乗車して 効率良くキャンベラの半日観光を楽しむ事にしました。 ボンネットバス風のかわいいエクスプローラー号 エクスプローラー号はキャンベラの主要な観光地を1日4周する観光バスで、 乗客は1日乗車券を手に、自分の好きな場所を選んで下車観光する事が出来ます。 つまり朝1便からスタートした乗客はその日のうちに最高4つの観光地を巡る事が出来、 おいらみたいな午後からの参加者は、2つだけ観光地を訪問できるという訳です。 おいらは当初、戦争博物館を訪問する予定でいましたが、 ドライバーの爺さんに「おまえさん、パーラメント(国会議事堂)を見なくてどうする。」 と諭され、急遽チェンジマインドする事になりました。 「パーラメントこそ、キャンベラがキャンベラたる所以だ」とドライバー爺。 はぁ、そんなもんですか。 しかし、 爺さんグッジョブ! 行って本当によかったと思いました。 日本の国会議事堂のような、 歴史的な建造物とはまた趣が異なる、 白亜のまるで要塞を思わせるような近代的な建物に ハートをがっちり奪われたのでありました。 では、厳重なセキュリティチェックを通過し、中へ潜入。 自然光をふんだんに採り入れた明るいメインホール。 催事が執り行われる大ホール。 ワインカラーが基調のSenate(上院。いわゆる参議院)本会議場。 ミントグリーンが基調のHouse of Representative(下院。いわゆる衆議院)本会議場。 ここで政治家同士のバトルが繰り広げられているのでしょうか。 なんでもない椅子にいたっても国章が施されています。 広い通路スペースは、同時に展示資料室もかねており、 歴代の資料や現議員の写真などが飾られていました。 知った顔もちらほらと。 ジュリア・ギラード首相。 相変わらずおキレイで。(ちなみに彼氏は美容師) 環境問題の第一人者ピーター・ギャレット氏。 もとMidnight Oilのメインボーカリスト。 わが町選出のカースティン・リバーモア議員。 美貌ではジュリアに負けていない? 1時間かけてゆっくりと館内を観て回り、 おいらもちょっと、国会議員になった気分?を味わう事が出来ました。 館内から裏庭を撮影 国会議事堂側から旧国会議事堂を臨む 抜けるような青空にはためくナショナル・フラッグと議事堂。 ベタながら、国会議事堂がプリントされたミント菓子を 会社へのお土産に調達し、 エクスプローラーのバス停へと戻ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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