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カテゴリ:旅行・交通のこと
空港には父と姉が迎えに来てくれていた、
はずだったが、 父の横には見慣れない年配の女性が一人。 それは、ズンバ効果でダイエットに成功した姉だった。 以前にも日記で触れたのだが、 姉はスポーツジムで衝撃的に出会ったズンバにハマり、 毎日のように通いづめて楽しみながらエクササイズをした結果、 驚くことに9ヶ月で30キロものダイエットに成功したんだとか。 以前の姿はまさに「ヨシコデラックス」という感じだったので、 その変貌ぶりには、事前情報は得ていたものの やはり驚きを隠せなかった。 あまりの変わりように、 実は「ヨシコデラックス」の着ぐるみが 家の物置に置いてあるのではないかとか、 いや、もしかしたら実は「マトリョーシカ人形」みたいに 外側のヨシコちゃんがこたつでみかんを食べているのではないかとか、 様々な憶測がおいらの頭の中をかけめぐるのであった。 姉は生まれ変わった自分をエンジョイしており、 保育士としてバリバリ働く傍らで、ズンバだけでなく 長女(大学生)の着なくなった「逆おさがり」を着て やれ旅行だのショッピングだのと、 失っていた青春時代を取り戻すかのように生き生きとしていた。 その一方で、やっぱり元気がなかったのが父。 年末の保健センターの検診でひっかかり、 翌週から入院をする事になった父は、 生まれてこの方病院の世話などには一度もなった事のない 「超」がつくほどの健康体。 80歳を超えてからホールインワンと「エイジ・シュート」を 達成したほどのゴルフの達人である。 息子がその血を1滴もひかなかったのが残念極まりないのだが。 ※エイジ・シュートとは?(以下ウィキペディアより引用) 自分の年齢よりも低い打数で1ラウンドを終了(エイジ・シュート)した者は、 「エイジ・シューター」と呼ばれ、ゴルファーの尊敬を集める。らしい。 それだけに、今回の入院は本人としても相当ショックだったらしい。 残念ながらゴルファーとしての血は受け継がなかったものの、 父親だなぁと実感するくらいおいらと性格が似ているところは、 毅然として見えて実は小心者で心配性という点。 案の定翌週からの入院を控え、ここんとこは色々な事を考え過ぎて 眠りにつくことも出来なかったと、父は珍しくその心境を吐露した。 頑固で、表向きにはこうした弱い所を 全く見せる事のなかった父親しか知らなかったおいらだけに、 やはりこうした姿を目の当たりにするのは複雑な心境だった。 帰国前は、本来なら実際に入院してから帰省した方が 良かったのではないかとも思ったのだが、 入院前のこうした不安な気持ちを抱える1週間に、 父と一緒にいる時間を作り、気晴らしさせる事が出来た事で かえってよかったのかも、と思うのだった。 散髪や買い物に連れ出したり、洋服をお互い交換したり、 荒れ放題の庭の手入れを入れたり(すいません業者を使いました 汗)、 久しぶりに親子の時間をたっぷり持つ事が出来た。 近所の料理屋さんにて。左からおいら、父、伯母、姉、甥 やっぱ鹿児島は魚が最高に旨い。 酢味噌でいただく「キビナゴ」。子供の頃は嫌いだったのに今は大好物。 荒れ放題だった庭(ビフォー) アフター。おいらの仕事は庭師さんへお茶を入れただけm(_ _)m 隣の伯母さんちのたわわに実った「はっさく」 電話交換手を使っていた昔と違って、 今はケータイ同士で安く簡単に電話やメールは出来るし、 昔ほど「離れている」という実感は正直なかったのだが、 やっぱりこうして自分の目で耳で状況を確認する事は 必要な事だよなぁ、と 「長男」としての重責を今あらためて感じるのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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