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カテゴリ:旅行・交通のこと
実は今回の帰省では
もうひとつのメインの目的があった。 そう、自分自身のメディカルチェックすなわち 人間ドックの受診である。 わが社では40歳を超えると、会社が100%人間ドックの費用を 補助してくれるのだが、 おいらは40超えてからずっとこちらへ赴任しているので、 今までその恩恵にあずかれないでいた。 御歳40ウン歳にしての「初体験」である。 事前に自宅へ届いていた「検査キット」の中には 生まれて初めて目にするこんなものも同封されていた。 詳しい説明をするとこの日記を見ながら 飲食をされている方からドロップキックを食らわされそうなので 省略するのだが、 とにかく随所に衛生的な工夫がなされていた。 さすがにおいらはマッチ箱に入れていた時代の人ではないが、 昔に比べると「採取方法」から「運搬」に至るまで 非常に効率的衛生的に出来ているなぁ、と感激した次第である。 検査会場は、鹿児島市内の保健センター。 指定された時間より少々余裕を持って受付に行くと、 そこには既に、同じ柄の検査服に着替えた老若男女の受診者が ずらり50人あまり。とにかく異様な光景であった。 検査は血液採取に検尿、 血圧測定、聴覚、視力などなど、 メニュー的には通常の健康診断とさほど変わらなかったのだが、 度肝を抜かれたのが造影剤による胃の検査であった。 最初に胃を膨張させる為に粉末の炭酸を飲まされるのだが、 これが駄菓子屋で幼少の頃に買い求めていたソーダ菓子のようで はっきり言ってこれは想定外に「美味かった」のである。 味のイメージ 検査技師の注意に従って、ゲップをしないように我慢しながら その後に飲んだ「バリウム」はしかし 噂にたがわず飲みづらいうえに結構な量があり、かなり苦戦した。 しかし本当に苦戦するのはここから。 遊園地の絶叫マシンのような機械に乗せられ、 バリウムが胃全体に行き渡る様、体をあっちへねじり、こっちへねじり、 挙句の果てにはマシンごと体が回転。 さながらおいらはタイムショックで5問答えられずに 罰を与えられる回答者のようであった。 こんな感じ。 しかしながら、最終的な検査結果には 絶叫する事はなく、1点を除いて全て健康な値である事が確認された。 問題の1点については 「まぁとりあえず検査をおすすめします」というレベルで 紹介状を渡されたのだが、 検査を行うには2日間くらいに渡って腸の中を空っぽにする必要があり さすがにこの短い滞在中にそれを行う事は不可能だったので、 とりあえず後日検査を行う事にし、紹介状を持ってこちらへ帰ってきた。 後日その話をこちらのスタッフとしたところ、 うちの事務所のスタッフの一人も、その検査を受ける為に腸内を空にした際、 なんとそれだけで4キロも体重が減ったのだそうな。 あんた4キロも宿便があったの、と思いつつも、 検査を受けるだけでそんなに痩せる事が出来るんであれば おいらもやっておけばよかった、と後悔するのであった。 こっちじゃあ医療費がとんでもない事になるから、 宿便出すのに何百ドルもかけるわけにはいかないなぁ。 あ、そっちがメインの目的じゃあないか、と 本末転倒になる前に、検査はしっかり早めに受けようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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