トム・クルーズも渋いですが、渡辺謙、真田広之、小雪の演技も注目ですね。いい作品です。私は発売されてすぐ買ったのでこんなに安くなるなんて思いもしませんでした。
明治政府に軍隊の教官として招聘された、トム・クルーズ演じる南北戦争の英雄オールグレン大尉が、敵である侍たちの武士道に惹かれていく姿を叙情的に表現した作品です。サムライを中心にしたアクションと明治政府とサムライの先頭がスペクタクルに展開されています。
近代化を進める明治政府に軍隊の教官として招かれたアメリカ軍人が、敵である侍たちの武士道に惹かれていく姿を通して、情感溢れる近代日本の幕開けを描き出しています。綿密に再現された明治日本のセット、衣装、小道具は、誰が見ても壮観です。細かいところですが、武士の村のお寺のシーンの桜は全てつくりものです。絶対気づかない家内でしょう。渡辺謙の演技は強烈な存在感を放っています。最後にネイサン・オールグレン大尉だけ生き残るあたりにちょっと違和感が残りました。
ストーリーは、ネイサン・オールグレン大尉は、かつて南北戦争で国と名誉のために命を賭けた英雄でした。しかし、今や戦争も終わり、移り変わる時代に取り残されてアルコールびたり日常を送っていました。そんな彼が明治政府に雇われ、サムライと戦うために日本にやって来ます。一方、勝元は、サムライ一族の長であり、深く尊敬されている男でした。明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していました。しかし勝元は戦わずして去るつもりはありません。2人の戦士の運命が1つに重なった時、歴史の扉が開かれてきます。
「ラスト サムライ」
「海外映画俳優博物館」
映画DVD・PC・家電・ホビー情報・感想集トップへ