ドラキュラの現代バージョンと言えるでしょうか。吸血鬼は人間のホラー心をくすぐるので多くの作品が派生的に誕生しています。
ドラキュラは、もともと男性の男性吸血鬼(バンパイア)のこと。作家、ブラム・ストーカーの恐怖小説「吸血鬼ドラキュラ」に初めて登場します。現在の日本では吸血鬼一般を表す言葉として使われています。吸血鬼は正確にはバンパイアと呼ぶのが正しいです。ドラキュラはルーマニア語で「ドラゴンの子供」、「悪魔の子」という意味を表しています。
小説での設定:ドラキュラ伯爵;トランシルヴァニアはカルパチア山脈に居を構える貴族。
;エイブラハム・(ヴァン)・ヘルシング教授:吸血鬼にたいして対策を練り、活躍します。
小説での展開:新たな獲物を求めて密かにイギリスに侵入したドラキュラ伯爵に対して、その存在に気づき、これを退治しようとするヴァン・ヘルシング教授とその仲間たちの戦いを描いています。物語は全て日記や手紙による記述で構成されていて、淡々とした記述で徐々に恐怖を盛り上げてゆくゴシックホラーの典型ですが、現代の感覚ではそのクライマックスは地味であっけないと思われるでしょう。
「ドラキュリア」は3部作構成になっています。もしかしたら続編が出る可能性もあります。現代的・科学的視点でバンパイアを描こうとしています。
この作品の展開;高度なセキュリティ・システムに守られた古い棺桶が、ロンドンの博物館の金庫から盗み出されました。中に眠っていたのは、100年前に捕えられた吸血鬼・ドラキュリアでした。蓋が開かれ現代に蘇ったドラキュリアは、次々と人間を襲いながらニューオリンズに住むマリーのもとに近づいていきます。一方その頃、レコード店員・マリーは、黒いマントの男に襲われるという悪夢に悩まされていました。ドラキュリアの後を追い、博物館のオーナー、ヘルシング教授とその甥・サイモンも急遽アメリカへむかいます。ドラキュリアがマリーを狙う理由とは?そして彼女が握る恐るべき秘密とは? 闇に潜み、宙を舞い、自在に姿を変えて襲い掛かるドラキュリアと、銀のマシンガンとボーガンで最強の敵に挑む人間との激しい闘い。
ドラキュリアの運動能力を今風にアクションも取り入れ、恐怖と惨劇を現代にマッチするホラー娯楽作に仕上がっています。新しいいタイプのバンパイアが描かれ、ドラキュリアの驚くべき正体が明かされていきます。