実は地球はエイリアンだらけで、その存在を秘密にし、地球を襲うエイリアンには地球を守るため超兵器で戦う極秘組織”MIB”の活躍を描いたコミカルSF作品です。ちなみに"MEN IN BLACK"は直訳で”黒ずくめの男たち”で、作品そのまんまです。へたな日本語の題名を考えつくよりいいですね。
作品はCGでリアルなエイリアンを見せたかと思うと、作り物丸分かりのムシ型エイリアンがいたりして、これは製作側の遊び心なんでしょうか、意図は測りかねます。作ろうと思えばムシ型エイリアンもリアルにすることができたはずです。
ストーリーは、1作目同様ド派手なエイリアンの演出と軽快な展開、面白い会話、ちょっとコミカルな超兵器と2作目でもダレてはいません。時代を反映したギャグなど観た後の感想に困りません。もう何度観たのでしょう。
今回観て気付いた英語と字幕のズレについて、空まで飛べる改造ベンツのチェイスシーンでの車の中でジョイスティックの操縦桿を握っての会話で、元は”ゲームボーイ”と言っているのに字幕は”プレステ”と訳してます。字幕の字数の関係でしょうか、今回は英語で聞いたので、吹き替えでどうなっているか、ちょっと興味のわくところです。
2作目はザルタ星の宝”ザルタの光”をめぐる超セクシーエイリアンのサーリーナ(実は軟体生物で地球人の皮をかぶっている)とMIB+ザルタ星人(ストーリー的には重要ですが活躍するわけではない)の戦いがメインになります。1作目の続きになっています。テンポのいい展開は前作どおりです。もうひとつちょっと気になったことがあります。登場するザルタン星人(原語では”ザルタン”か”ゾルタン”と言っている)ですが、お馬鹿DVDで「ゾルタン星人」という邦題の映画があります。原題は”Where's my car?"なんですが、中にはゾルタン星人ネタもありますが、MIBの製作が後なので、製作者が何か考えていたか、「ゾルタン星人」はお馬鹿映画ですが、むこうでは結構ヒットしたみたいなので、意識してパロったのかもしれません。
「MIB 2」 「ゾルタン★星人」