原作はSF界のカルト的存在(この頃はこういう表現はあまり褒め言葉になりませんが)P・K・ディック短編です。彼の小説は一種独特の雰囲気があるのですが、小説と映画のイメージが一番近い作品は「ブレードランナー」だと思います。
この作品、未来感、ストーリー、スリルと上出来です。見ていて迫力があります。原作を良く知る人には”商業化”と言われるかもしれません。私は小説と映画の乖離はそれほど気にならない方なので、エンタメとしてこれでいいと思います。またSFは好きですし、どんな題材でも使っていいと思いますが、現実はこの作品のバックボーンの”予知能力”は信じていません。
「マイノリティ・リポート」「ブレードランナー」「トータル・リコール」