ヒュー・ジャックマン主演の吸血鬼ハンターアクションです。製作は2004年なので、ふんだんにCGを含めた特殊効果がちりばめられ、スリリングさに華をそえています。出来はとてもいいアクション娯楽映画だと思います。
原作の「吸血鬼ドラキュラ」では、”ヴァン・ヘルシング”は吸血鬼を追う教授(たしか?)だったと思います。
現在はスピード社会なのか、展開もスピーディでテンポの良いものが好まれるように感じます。特に自分について考えてみると、古い映画、たとえば恐怖映画でも昔はムードで表現していた恐ろしさが変わって、スピードのあるスリリングなものを印象よく感じているようです。実際は速い展開がいいとは限らないのですが。名作はスピーディな展開が必要条件ではありませんよね。
この作品、娯楽としては佳品ですが、娯楽の域をでません。それが悪いとも言えません。楽しめる、映像的にも面白い仕上がりです。
ヒュー・ジャックマンは、トム・クルーズなどの次の世代の俳優です。これからいい作品にあたればもっと人気が出ると思います。
「ヴァン・ヘルシング」ヒュー・ジャックマン出演作