ジョン・トラボルタはほんと味のある俳優になりました。「ソード・フィッシュ」でもそうでしたが、風格のある役が板についています。この作品の中でも地球を侵略し征服した悪役の巨人宇宙人を見事に演じています。あの青春を輝かせた「サタデー・ナイト・フィーバー」「グリース」から20年余、一時期パッとしなっかものの見事にスターダムに返り咲きしています。それも風格を持った俳優として。案外「ゴッド・ファーザー」なんかやらせたらすごいかも、なんて思ったりします。聞くところによると、大の航空機マニアで大型旅客機の免許も持っていて、大きな滑走路のついた自宅に住んでいるとか。
まあそれは俳優の風格とどこまで関係あるかは別にして、この作品「バトルフィールド・アース」ですが、L・ロン・ハバードの原作のSF小説をもとにしています。スペース・オペラなので現実的に見ると興ざめです。ファンタジー映画などのようにその世界を肝要に受け入れて純粋に楽しむ作品です・。こういうことは子供には関係ないですが、私も含めて大人は斜に見ることがあるので自分への意味も込めて書きました。
西暦3000年、征服された地球はサイクロ人に支配され、人類は奴隷となっていました。そんな中サイクロ人の地球司令官タール(ジョン・トラボルタ)は人類を利用し、地球を私欲のため自分の星にしようと陰謀をめぐらせていました。そして人類の一人ジョニーはタールに選ばれ、特別な教育を受けます。そして知識を得たジョニーは・・・。
前半は支配される人類、後半は反旗を翻そうと活動を始めるジョニーをはじめとする人類を描いています。エンディングは人類とサイクロ人との派手はバトルが見所です。
なぜ反旗を翻した人類が操縦する戦闘機が”ハリアー”なのか、そんな理屈はは抜きにして見ると面白いですよ。
「バトルフィールド・アース」