この映画を始めてみたときは、結構怖かったです。この映画は製作が1982年ですが、当時のSFホラーとしては「エイリアン」がありましたが、私はこの映画の方が怖かったですね。今見るとスリリングな展開を楽しむことが出来ますが、見た当時はそんな余裕はありませんでした。
この作品はリメイクですが、私は前作を知りません。ですがこの映画の出来はとてもいいと思います。見るものを釘付けにするスリリングな迫真の展開はいい線いっている映画です。脚本やカメラワーク、SFXの使い方、カート・ラッセルの演技などどれをとってもSFホラーの佳品に入ると思います。現在のCGやワイヤーアクションの利用を考えに入れてもいい作品だと思います。もちろん私の大事なコレクションです。
設定は、10万年前に地球に来たエイリアンが目覚め南極の雪原を舞台に、人間とエイリアン(生物に寄生して宿主を殺す、この点の設定は映画「エイリアン」と似ています)の生死をかけた戦いが繰り広げられます。
多分、子供に見せると怖がると思います。邦画の「リング」ほど怖くはないですが。「リング」のラストシーンを見て、私は夜トイレに行くのがしばらく怖かったです。この作品の原題は「The thing」で直訳すると”できごと”と日本語の題名と大きくかけ離れています。こういうことはままあるのですが、日本人で「できごと」なんて題名に引かれる人は少ないでしょう。題名の違いから映画文化の違いが垣間見えます。
「遊星からの物体X」