ちょとエロチックでホラーな仕上がりのSF映画です。
SETI計画という実在の宇宙人コンタクト計画が成功していたらどんなだっただろうという発想で創られた計画に否定的な作品です。この作品の対極には「コンタクト」があたるでしょう。
SETI計画は1974年に実際に試みられていて、この映画は20年後に宇宙人から返事が返ってきたので、その電波の内容を解読し作ってみたら、恐ろしくも美しいエイリアンが出来てしまったというものです。
ナターシャ・ヘンストリッジが人間で言えばキレイですが恐怖の肉食エイリアン役を演じています。作品は子供向けではありませんね。クリーチャー・デザインは「エイリアン」でも好評だった、H.R.ギーガーです。彼は「エイリアン」の卵や宇宙船のデザインに女性の陰部をデザインの原型にしていますが、この作品でも”シル(ナターシャ・ヘンストリッジ)”の繭あたりはそれを連想させるものです。
エイリアンから送られた情報で作られた女の子エイリアン”シル”は驚異的なスピードで成長し、危機感を覚えた研究者達は彼女を抹殺しようとしますが、”シル”は脱走してしまいます。途中彼女に惨殺された人間が発見され、”シル”と人間の戦いを伴った追跡がはじまり・・・。
この映画は1作目が一番良いと思います。
PS:「スピーシーズX」という映画がありますが、この作品とは全く別物です。続編かと思い衝動買いしたらハズレでした。
「スピーシーズ 種の起源」