ウィル・スミス主演のSFロボットものでは古典的ネタ”ロボット三原則”をあつかったものです。SF小説御三家の一人アイザック・アシモフのモチーフを元に、現代のSFX技術でスピーディ・スリリングな展開のSF映画です。
時代を2035年、場所をシカゴに設定し、ロボットの権威の博士の自殺をめぐり、推理とアクションが繰り広げられます。ロボットが人間の心を持てるかどうかその点も面白いものがあります。ロボット嫌いのスプーナー刑事(ウィル・スミス)が博士の死をめぐる真相に迫っていきます。迫っていくにつれ彼は命を狙われるようになり・・・。
娯楽とし楽しめる作品です。
現実的な問題では”ロボット三原則”の導入の点ですが、現在チップとかで存在しているわけではないし、これを組み込むかどうかは設計者の自由です。またロボットがそこまで発達していない現実もあります。映画の設定年代まで20年弱ありますが、個人的には”ロボット三原則は”規範であり、現在のロボットは軍事などの分野への投資が大きいことを考えると、二足歩行の人間型万能家事ロボットがいきわたるのはちょっと難しいように思えます。機能的に限られた介護ロボットあたりは実用化されそうです。軍事面での無人兵器の発達で三原則の実用化はありえないように思えます。
ロボットもの含めてSFは好きなジャンルです。映画は広い意味楽しめればいいよ!そう思います。
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