製作は2003年でカナダ製。「スピーシーズ」に騙されました。原題は「Decoy」、おとりとかいう意味です。明らかに日本人受けを狙った題名のつけ方です。20年前ならこれはいいと評価したかもしれません。現在の映画として創意工夫があまり感じられません。
ストーリーは、主人公の大学生ルークは、寮のランドリーでブロンドの美女、リリーとコンスタンスに出会います。その二人のセクシーさに心踊るルークは、二人の忘れ物を届けに部屋に行きます。そこでルークが見た光景は、服を脱いだリリーたちの胸から何本もの触手が伸びている異様な姿でした。彼はそれをルームメイトのロジャーに話しますが信じてもらえません。その夜歓迎パーティに招かれたルークとロジャー。そこでロジャーとコンスタンスが仲良くなる一方、ルークは、リリーとホッケー選手のボビーの親しげな様子にルークは腹を立て会場を去ります。翌朝、ボビーの凍死体が発見されます。犯人として疑われたルークは、真相を突きとめるべく、女友達のアレックスの力を借り、リリーの部屋に監視カメラを仕掛け、リリーを誘い込み正体を暴こうとしますが…。種の保存のため、セクシーな女に化けてオリオン座からやって来た寒さを好むエイリアンと、正体を知り…。
紛らわしい題名の作品。ストーリー的に寄生獣ではありません。ネタ的に新味が無く、演出も今ひとつ、映像的にも真新しさに欠けます。それなのに値段は3000円以上します。これは高い。ハズレコレクションの仲間入りです。
トップへ