最新の”いじめ”に対する脳の研究者からの報告が新聞に記載されていました。以下は新聞記事の抜粋です。
東北大学の松沢教授が、MRIやPETを用いた”いじめ”による「うつ病」や「統合失調症」の患者の脳を調べた結果、脳の扁桃核の部分に傷が出来、海馬の萎縮も発見されました。
この扁桃核は脳底に左右対称に二つあり、大きさは直径15ミリ、形がアーモンドに似ていることから名づけられました。ここは主に「セロトニン」「ドーパミン」の制御を行うことで人間の感情・情動と深い関係があります。
また海馬は記憶と関係があります。
これは多くの”いじめ”にあった患者の画像診断を積み重ねた結果分かったものです。
精神の安定や睡眠にかかわるセロトニンが減少し、快感や運動調節に関係するドーパミンが過剰になって毒性が現れるのではないかと松沢教授はみています。
”いじめ”にあった患者の扁桃核はハート型に傷つき、松沢教授は「ハート型をしている」と言っています。
まさに”ハート”が傷つけられているわけです。
この脳の異常で愛や憎しみ、記憶系、意識系などあらゆるところに影響が出るとのことです。
松沢教授は脳の断層写真を見て念を押すように記者に行ったそうです。「いじめは脳を壊す。だから、いじめは犯罪行為、れっきとした傷害罪なんです」。
いずれ脳の画像診断でいじめの証拠とされる時代がくるかもしれません。個人的にはそうなることを望んでいます。
いじめに悩んでいる人、その家族の人は一度、「総合南東北病院・高次脳機能研究所(福島県郡山市)に相談してみてはどうでしょうか。ニュースを見聞きすると、学校や教育委員会は頼りないように感じます。客観的証拠を見つける力がないようです。
この研究成果が日本全国の病院に普及することを願っています。そして”いじめ”の被害に合った人の救いの一つとなればと思います。
映画DVD・PC・家電・ホビー 情報・感想集トップへ