ストーリーは、少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)。古いアパートで一人暮らししながらモンマルトルのカフェで働く彼女は、他人を少しだけ幸せにするお節介を焼くのが楽しみ。そんなある日、遊園地のお化け屋敷とセックスショップで働く不思議な青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)に出会う。彼の、スピード写真のブース周辺に捨てられた写真をストックしたアルバムを拾ったアメリは、悪戯を仕掛けようとするうち、ニノに恋してしまう。しかし内気なアメリは恋に真正面から向き合うことができず、かくれんぼのような駆け引きが続くのだが、やがて素直になり、ニノの腕の中に飛び込んで自分の幸せを見つける。
ストーリーは恋愛もの、でもかなりファンタジーです。アメリを含めた彼女を取り巻く人々の戯画化された人物造形も色彩鮮やかな風景も幻想的というか完全に非日常的です。演出がこの映画を面白くしているといえるかも。ただ単純にストーリーを追っていくだけではあまり楽しめないと思う。そしてもしこれが小説だったら面白みのないものになっていたのではないだろうか。でもほんとの幸せな気分になれるんだろうか?
製作年:2001年
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ、ドミニク・ピノン、イザベル・ナンティ、ジャメル・ドゥブーズ、他
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