子供の頃のアニメのイメージはとってもいいです。
ストーリーは、現代人が歩んできた歴史とは、全く異なる歴史を歩んできた世界。地球規模の戦争は50年にも及び、世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合という、2つの陣営に分かれていました。やがて長い戦いの末に大亜細亜連邦共和国が勝利を収め、ユーラシア大陸の支配に乗り出します。ですが、この勝利で得たものは、化学兵器や核爆弾がもたらした様々な後遺症と、人心の荒廃だけでした。そのなかで、東博士は人間のあらゆる部位を自由に作り出す新細胞理論を提唱し、やがて実験場から新しい生命体である"新人造人間"が誕生するのですがが…。
○製作年:2004年
○監督: 紀里谷和明
○出演:伊勢谷友介/麻生久美子/寺尾聰/樋口可南子/小日向文世/宮迫博之/佐田真由美/要潤/西島秀俊/及川光博/寺島進/大滝秀治/三橋達也/唐沢寿明、他。
1973年に放映された傑作アニメーション「新造人間キャシャーン」を、気鋭のデジタル・クリエイターたちが実写化。平成実写リメイク版となった本作では、人間はなぜ争うのかという重く普遍的なテーマ軸に、紀里谷監督がシェイクスピアの「ハムレット」を引用しながら、人間の本質に迫っていますが・・・。
浩宮さまが宮内庁にしたように思いっきり愚弄したくなるような映画でした。期待は打ち砕かれました。
アーティスト気取りが集まって作ったら勘違いアート映画ができましたって感じ。全編にわたってまるで宇多田ヒカルのプローモーション映像のような演出の連続に宅間守のような殺意をおぼえてしまいました。佐田真由美やら宮迫やら及川光博などなんのために出てきたのか存在意義がまるで分かりません。
「映画出たい人!」って呼びかけて集まった「役者気取り」を出してやったみたいな感じ。ストーリーも分かったようでまるで分からない哲学もどき系。理解する価値もない。「だから邦画はだめなんだよ!」と言われる諸悪の根源みたいな映画です。
唐沢もミッチーもせっかく白い巨塔で男を上げたんだから仕事を選ぶべき。こんなくだらないアニメを無理やり実写にしたようなクソにも劣るゲロ映画。ぜひ宮内庁の人たちにも見ていただきたい。
←ポチっとご協力を。
映画DVD・PC・家電・生活家電・ホビー 情報・感想集トップへ