○監督:黒沢清
○出演:役所広司/永作博美/ユースケ・サンタマリア/柄本明/ダンカン他
・ストーリーは、メディカル・テック社のエリート研究員・早崎道夫は、10年前に開発した血圧計が大ヒットしたために、次の開発にも会社の期待を寄せられていた。早崎は2人の助手と共に人工人体の開発に取り組んでいたが、研究は思うように進まず、部長の村上からも予算や進行状況についてしつこく聞かれ、疲労とストレスがピークに達していた。そんなある日、早崎の前に自分とそっくりの外見を持つ分身"ドッペルゲンガー" が現れる。「ドッペルゲンガーを見た者は死ぬ」という言い伝えを恐れる早崎は、すべては仕事の疲れによる妄想だと思い込もうとするが、そんな彼に分身は協力するために現れたと告げる。早崎の性格とは好対照の自由奔放な分身は、早崎の深層心理を見透かしたかのように大胆な行動をとり、自らの欲望に忠実に暗躍し始める。次第に奇妙な協力関係が2人の間に築かれてゆき、やがて自殺した弟のドッペルゲンガーに悩む由佳や、分身が金で雇った怪しげな男・君島らを巻き込んで、人工人体の完成に向けて邁進するが・・・。
・個人的感想は、役所広司扮する主人公の心理や行動に一貫性も整合性もありゃしない。突然切れたと思ったら冷静になる役が多い。
ドッペルゲンガーの意味は、自分の姿を第三者が違うところで見るとか、自分で違う自分を見る現象のこと。そういう意味での映画構成なのだろうか。難解。
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