|
カテゴリ:★★★★
赤穂巧(中村獅童)は妻である澪(竹内結子)に先立たれ、1人息子の佑司(武井証)と2人で暮らしている。
巧は病気を患っており、人込みは苦手。息子の佑司を色々と遊びに連れていてあげたいが、病の為にそれも叶わぬ願いだった。 更に巧は家事も得意な方ではなく料理の味もイマイチ。 でも佑司はそんな父親『たっくん』が大好きで父を気遣い暮らしていた。 巧は自転車で通勤していた。同僚の永瀬みどり(市川今日子)は巧に恋心を抱いているが、澪への変わらぬ想いを持ち続ける巧の前に何のアプローチも出来ずただ日々が過ぎていった。 そして妻であり母である澪が去ってもう1年が過ぎようとしていた。 巧は仕事と家事をこなしつつ病院へ通う。 長年の付き合いである医師の野口(小日向文世)は信頼できる先生で、巧はふと『雨の季節』の話しを口にする。 『雨の季節』・・・澪は亡くなる前に佑司に絵本を描いて渡していた。 その本の中で澪は、自分は死んでしまうが『雨の季節』に一度戻ってくると語っていた。 信じられない話しだが、嘘をつかない澪の性格を知っている巧と佑司は、梅雨を前に儚い期待を隠せずにいた。 てるてる坊主を逆さにして待つ佑司。 そして二人の待つ『雨の季節』、梅雨に入った。 三人でよく来た森の中で立ち尽くす巧と佑司。 そこにはまぎれもなく澪がいたのだった。 喜びを抑えきれない巧と佑司。 しかし澪は一切の記憶を失っていた。 自分が誰なのか分からない・・・そして夫と子供の事さえも。 巧と佑司はそんな澪を受け入れ三人の同居生活が始まった。 澪が帰って来た。今までの暗い生活がガラリと変わって幸せ絶頂の巧と佑司。 ただし巧と佑司にはひとつの不安があった。 澪が生前に描いた絵本では、『雨の季節』の終わりには再び澪と別れを告げることになっていたのだ・・・。 連休中、久々に邦画を2本観ました。この作品と『世界の中心で、愛をさけぶ』です。 邦画を借りたのは『座頭市』以来ですね。 『座頭市』の前は記憶に無いくらいなので、どれだけ邦画を観ていないか、お分かり頂けると思います。>_< この作品では登場人物こそ多くありませんが、それぞれ光っていましたね。 実直で朴訥とした役柄をこなした中村獅童、その息子役、武井証という子役は素晴らしかったと思います。冒頭から泣きっ放しでした。(笑) T-T 竹内結子も可愛かったですね。^-^; 実生活でも2人は結婚されたそうですが、きっと映画の様に温かい家庭を築いていくのでしょうね♪どうぞお幸せに! あとYOUも出ていましたね。余談ながら私が邦画を遠慮してしまうのは、このように『おっ、○○が出てる!』とか『○○ってこういう演技するんだー!』と客観的に観てしまって映画に没頭できないからです・・・。 本作では私は中村獅童、竹内結子をよく知らなかったので素直に入り込めたのだと思います。 愛する人の死と残された父子・・・ストーリーとしてはコテコテのお涙頂戴モノと思うのですが、観たら感動しちゃいますよね。反則ですよ、これは。きっと私が映画館で観てたら涙を隠すのが大変だったでしょう!^-^; 結論を急いで観てしまいましたが、ファンタジックな点を受け入れる、受け入れないは別として心温まる素晴らしい作品でした♪ オレンジレンジの曲をBGMにエンディングまで優しい気持ちに包まれます。 ★★★★☆ 総合評価 本作は既にハリウッドでのリメイクが決定しています。 『エレクトラ』の主演女優ジェニファー・ガーナーのキャスティングが決まっているそうです。 どんな映画になるのやら期待半分、不安半分・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.09.19 22:41:52
コメント(0) | コメントを書く
[★★★★] カテゴリの最新記事
|