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カテゴリ:本
京都の女子大時代の親友のおばあさんは、
両腕のない尼さんで「大石順教尼」という人でした。 「順教尼は もと大阪堀江の名妓で、芸名妻吉、本名よねといったが 1905年(明治36年)6月21日、養父の狂刃による 堀江6人斬り事件の巻き添えをうけ 17歳で両腕を切断された。 この人生のどん底を生き抜き、19歳の時 カナリヤがヒナを育てるのを見て、口に筆をとることを思いつき 独学で書画の勉強に励み、やがて求道者の目を開き出家。 6人斬り犠牲者の追善と身体障害者の救済に 生涯を捧げた。1968年(昭和43年)没)」 京都市山科区「勧修寺」の横の「佛光院」が 親友の典ちゃんの実家です。 今年3月末、某SNSの京都オフ会で8人で集まった時に 千葉にいる典ちゃんを誘って 勧修寺を拝観したり お昼を食べる場所を佛光院さんにお願いしたり お庭を散策したりしました♪ その時に 順教尼の自伝がマンガになると知りました。 「祖母さまのお手々はだるまのお手々」 順教尼の自伝「無手の法悦」が 子どもにもわかるように描かれて 4月21日に発行されました。 私も買いました。1000円です。 書店には置いてないので 私は親友の典ちゃんに頼みましたが 高野山九度山町にある 旧萱野家(かやのけ)→ 大石順教尼の記念館で 取り扱っておられるようです。 tururunkudoyama@gmail.com http://kudoyamatururun.blog.fc2.com/blog-entry-138.html 興味ある方は 検索してみてください。 大石順教尼には 遊びに行く度にお目にかかりました。 障害のある人達が 庭掃除やお炊事をしたり 障害のある人もない人も、大勢の人が出入りしていて 私も混ざって晩ご飯を頂いたりで、最初びっくりしました。 でも 1番驚いたのは 両腕のない尼さんが 頭で暖簾をかきわけて出て来られた時のこと。 私は何も知らずに行ったのです。 その時、手拭いや絵葉書など頂きました。 「祖母さまのお手々はだるまのお手々」 この題は、 「祖母さまは だるまのお手々 神様に 一つ貰えと 初孫はいう」 という順教尼の歌から取られたもののようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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