曲まめ子の　まめ子な日々

昨日のNHK土曜スタジオパークに　火野正平さんが出演していた。
小柄でハンサムでもなく　どこにでもいそうな普通のおじさん
この人が　あの女たらしで一世を風靡した人とは思えないんだけどなぁ。


「こころ旅」は　月～金はBSで朝７時４５分から８時まで。
５日分のいろんなエピソードがたっぷり見られるのは
土曜日の１１時から１時間と
日曜日の１１時半から１時間。


火野正平が　視聴者からの手紙を読んで、その人の「こころの風景」に
「チャリオ君」と名付けた自転車で行く。


毎日のように見始めたのは　昨年１１月からだ。
広島の旅が始まるとわかってから（私は広島に１０年住んでいた）、
見るようになった＾＾


広島では　広島のおばちゃんに
「あー、TV見てるよ、ほら、あの、堺正章さん！」と言われ
否定するどころか
「堺正章です。♪夕焼け～　海の夕焼け～　真っ赤な～」
と　歌まで歌ってしまう


また次の場所では
「あ、TV見てますよ、【夜明けの停車場】！」と言われ
「それ　石橋正治」という。


ある喫茶店では　店主の女性にいろいろ話しかけて
「おじさん、フレンドリーですねぇ」と言われ
「フレンドリーなおじさんです」と言う＾＾
ここの女性は　まだ若いから火野正平を知らないんだと思った(^^ゞ


３３歳のウチの娘も　火野正平のことは知らない。
昔　女たらしで有名だったなんて言ったら「まさか！」だろうな。


でも好みのタイプの若い女の子には　TVといえどめちゃ接近する（笑）
そして人懐っこさは　やっぱり何かしら魅力的なんだろうな。


「こころ旅」は　「人生下り坂最高！」という火野正平が
上り坂を、ぜいぜいはぁはぁと息絶え絶えに上る様子と
ぼそぼそと喋る様子が　ほぼ全編だ＾＾
その中の　訪れた土地の人との暖かい交流が　すごくほのぼのと
暖かく伝わってくる。


私の生まれた山口県を、岩国市、山口市と回るのがわかっていたので
どんなところが出るかと思いきや
岩国では　有名な錦帯橋ではなく　枯れた蓮田。
山口では　瑠璃光寺五重塔ではなく　パラボラアンテナ。
有名観光地には行かないのが面白い。


１９４９年生まれの火野さん。
ぜいぜいはぁはぁの上り坂で　ちょっと休憩して　時間稼ぎに
野の花を摘んで　チャリオ君に飾ったりする。
そして
♪小さい花に　くちづけをしたら　小さい声で～

と「花とおじさん」を歌い、

宮崎県の青島に行ったら
「青島だぁ」と　若い人は知らない青島幸夫のギャグをやり、

奄美大島に渡るときは
♪奄美なちかしゃ～　蘇鉄のかーげーで～　

と　何十年ぶりかで聴く三沢あけみの「島のブルース（？）」を歌い

那覇に着くと
「ナハ！ナハナハ！」
とせんだみつおのギャグをやる。


火野正平と同年代の私としては　どれも笑ってしまうのだ。


「こころ旅」は今はお休みで　次の春の旅は
また４月から始まる。
土曜スタジオパークのアナウンサーが
「秋の旅の再放送は　３月から朝５時に見られます」というと
「そんな朝早くから見る人おらんわ」


この人、お洒落です。
帽子もお洋服も靴も眼鏡も　すごく「可愛い」と思う(^^♪
飾らないチャーミングさが　視聴者の心を捉えてしまうんだろうね。


BS７時半からの朝ドラ「純と愛」で　何ともいえないモヤモヤと気分の悪さを
火野正平の「こころ旅」で一蹴してたんだけど・・・
４月からの再会を楽しみにしている「こころ旅ファン」のおばさんです