「和菓子のアン(坂木 司)」を読みました。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、
ちょっぴり(?)太めの十八歳。
プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、
歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。
謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?
読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
坂木/司
1969年東京生まれ。2002年『青空の卵』でデビュー。
引きこもり探偵・鳥井真一とその人間模様を描いたデビュー作を含む三部作で
高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「赤毛のアン」のファンとしては 「和菓子のアン」という本のタイトルだけで
この本を読みたくなるのですが ところが「赤毛のアン」は1行しか出てきません。
あくまでも「和菓子」のお話しです。
和菓子は好きです。あんこも好きです。
今はケーキを買うのはクリスマスくらいで 普段は和菓子に目がいきます。
この本を読むと和菓子の見方が変わります。
和菓子は季節感があり 繊細で芸術的だとは思っていたけど
和菓子の世界の奥深さや その言われ、歴史に感嘆してしまいました。
私も結構長く生きてるんだけど 和菓子のことを何も知らなかった!
ただ甘くて美味しいだけじゃなかったんだと 読んで得した気分になりました(*^_^*)
和菓子につけられた 季節感あふれる名前そのものも美しいと思いました。
とても読みやすくスピーディに「え?どういうこと?」って謎解きしながら
楽しく読める本です。
著者の坂木さんはNHKのドラマで話題になった「女子的生活」を
書かれた作家さんなんですね。
「アンと青春」という本もあるんですよ(^_-)-☆
これまた 赤毛のアンファンからすれば タイトルから「ん?」と気になります。
「和菓子のアン」を読むと、もうたまらなく和菓子が食べたくなります。
私も冷蔵庫に冷やしてあった 頂き物の信州小布施「竹風堂」の
くりざさ「栗水ようかん」を食べました
海外に住んでいて、和菓子が簡単に手に入らない方にはお勧めできない本です。
なぜなら 和菓子が食べたくて我慢できなくなりますからね