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カテゴリ:伊豆の旅
泊まったホテル(東急ハーヴェスト)のフロントで伊東市内の街歩き地図を貰い、 お勧め場所を聞いて ホテルをゆっくりチェックアウトしました。 本当は大室山に行こうと計画していたのですが 昨日駅で貰った観光案内を見て 大室山に電話したら「風が強くて今日はリフトが動いていない」と言われたのです。 昨日も強風で動いていないと聞いていたので 確認して良かった。 東急ハーヴェスト伊東から右に出て 松川遊歩道沿いを歩きました。 橋を渡って左に少し歩くと「室生犀星」の詩碑が大きな桜の木の下に ひっそりと建っていました。 室生犀星は詩人で作家。どんな作品を書いた人か知らなくても 「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」 という詩は皆さんご存知だと思います。 松川遊歩道は桜並木なので もう少しすればさぞ美しいことでしょうね。 この古木の桜は アーチのように道を横切っています。 伊東市出身の耽美派の詩人、木下杢太郎の文学碑やレリーフがあちらこちらにありました。 遊歩道は海岸近くのなぎさ橋まで続く道なのですが「いでゆ橋」まで歩き 橋を渡って「東海館」に行きました。 「いでゆ橋」と「東海館」。 ここから先は桜並木じゃなくて柳並木でした。 「東海館」は昭和3年に温泉宿として開業しました。 時代の流れで平成9年に幕を閉じ、平成13年に伊東の観光名所になって 現在は市指定の文化財となり 内部を見学できます。 大浴場は 土日しか入れないようです。 アンティークなタイル張りと書いてありました。 入口の通りでカメラを構えた男性達に混ざって写真を撮っていると 松本ナンバーの車が私達を待っていてくれました(^_^;) ここは、昭和の温泉情緒がある街並みです。 東海館の道路向かいは鰻屋さんで すごくいい匂いが漂ってきました^^ 風格のある「唐破風の玄関」には旭日と鶴の彫物が飾られているんだそうです。 入館料 大人200円。安いですね。 3階建て館内は すごく広いです。 「桔梗の間」「蘭の間」「葵の間」「牡丹の間」など ひとつひとつの部屋の名前と その装飾に 職人の技術と和風建築の粋を凝らしてあり、 どこか懐かしいノスタルジックな気持ちがこみ上げます。 これは3階の廊下ですが、入口に屋根を葺いた一戸建築風の客室で飾り窓がありました。 ウイリアム・アダムス(三浦按針)の功績を讃える部屋や 彫刻家・重岡健治の展示室もありました。 躍動感があり とても素敵だった。 3階の120畳敷き大広間。 かつて どんなに伊東温泉が賑わったか、栄華を象徴するような広さです。 舞台があり、ここで芸者衆が唄い踊ったことでしょうね。 舞台両脇の飾りも素晴らしい! 3月なので雛飾りと それから芸者さん達^^ お綺麗ですわ(*^_^*) お雛様っていいものですね。 三島の佐野美術館でお雛様展を見ることはできなかったけど ここで見ることができて良かったです。 「東海館」を出て、アーケードのキネマ通り、飲食店やお土産屋さんの並ぶ 湯の花通りを歩き、「壺ふじ」というそば処でお昼を食べました。 歩いてる途中で友達が 「ねぇ、あの横丁の細い道、右左にカーブして何故かしら、面白いわね」と言うので 「あれはきっと『暗渠(あんきょ)』よ。 元々はここは川だったんじゃないの?ブラタモリでよく見るわ」 「ブラタモリで伊東をやったの?」 「知らないけど、多分暗渠(笑)」 海岸などには行きませんでしたが 伊東温泉は穏やかないい街でした。
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