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曲まめ子の まめ子な日々

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2019.11.05
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テーマ:海外旅行(7518)
カテゴリ:海外旅行
台湾3日目の午後は 国立故宮博物院を見学した後
十分と九分に行きました。
提灯の灯りがともった、九分のノスタルジックな夜景です。
(自分の写真とガイドブックなどの写真を使用しています


先ず最初に「十分」という町へ向かいました。
台湾では無病息災などを祈り、天燈を上げる風習があるのだそうです。
十分は伝統文化を継承する町なのですね。
 
バスの窓から くすぶったような煙と空を飛び交うものが見られました。
「あー、天燈が飛んでるね!」



線路の上で 次から次に天燈上げ。
線路の上なのにいいのかなぁ?



ふくらまして火を点けた天燈は 願いを込めて飛ばします
あまり飛ばずに燃えちゃう天燈もあって、縁起が良くなかったりしてます(^_^;)



この家族は 何を願っているのかしら。
願い事を天燈に墨で書くんですよ。


私達もそれぞれ書きましたが その内容は人様にはお見せできないです。
だってリアルだもん!
若い人達の願い事は 健康などではなく
「彼氏が欲しい」とか「ダイエット成功」なんだけど
こっちは命がけみたいな内容よ(笑)
 
願いを込めた私達のランタンが青空に高く高く飛んで行きました。
私達のは赤一色だけど、何色かのカラフルなものもあり
色が増えるにつれ、値段もあがります。
団体さんはお店の片隅で、順番に赤い天燈に書き込むんですよ。
いいのいいの、赤は縁起の良い色なんだから!
薄暗くなってきた十分の町。橋の上で花火がバンバンあがりました。
 
 
そして 九分に向かう頃にはもう真っ暗。
田舎なので道が暗いのもありますけどね。
 
九分観光は1時間。ガイドの陳さんが
「九分は広いので、皆さんが道に迷って帰って来なくても探しに行けません。
台湾では『日本のスズキ』が九分で道に迷い帰って来なくて
3日後に脱水状態で発見された話しは有名です」
と、その新聞記事が載ったタブレットを見せてくれました(*_*)
「もし迷ったら、どこかお店に入り、私の携帯に電話を下さい。
待ちませんから 1時間で必ず戻って下さい」
 
「えぇー!!」と全員に緊張感が走り(汗)、第2の日本のスズキにならないように
私達4人も「ONE TEAM」としてスクラムを組みましたぞ(笑)
 
九分のメインストリートの石段まで お土産屋さんの並んだ坂道を歩くのかと思ったら 
時間短縮で下から一直線に狭い石段を上がりました^^;
ゆっくり上がれば大丈夫だけど、陳さん、早い早い!
メインストリートで解散しました。
 
「わぁい、九分に来たね!」
正面を撮り、



反対側を撮り、



石段を撮り、
順番に1人づつ撮り、4人で撮ってもらったりしていたら
残り時間が35分ぐらいしかなくなった(^^ゞ
 
ところで 九分という町の名前の由来は、(九分の分には人偏がありますが、
その字は環境依存文字なので ここで使えません)
清朝初期に9世帯しかなく、物を買うとき「9つ分」と言っていたという説などあります。
 
19世紀末に金の採掘が開始されて町が発展し
日本統治時代に藤田組により 最盛期を迎えました。
ガイドの陳さんが「日本が金鉱を掘りつくして 1,971年に閉山してから町が衰退してしまった」
 
日本人はヒノキを切り倒し、金鉱を掘りつくしたのですね。
ごめんなさい。
「でも、いいこともした。鉄道を引いた」
良かった、いいこともしていて。
 
衰退した九分は 1,989年に映画「非情城市」の舞台になり
脚光を浴びるようになりました。
 
その映画の撮影の場所になったのが このレストランだったそうです。
1階のお店屋さんからではなく 階段の途中から入ります。
台湾に来てから まだ1度もお店でお茶飲んでないのです。



2階のテラス席へ。
ネットから借りた 昼間の写真。



昼間の写真の手前のテーブルに座り、友達にモデルになって貰いました^^



テラス席から提灯や茶藝館を撮りました。
お店は台湾の音楽ではなく、日本の昭和歌謡が流れていた^^;


バスを降りてから1時間なので、帰り道の時間も入れると
せっかくのお茶もゆっくりできない。
日本円で支払って外に出て、帰り道を間違え階段じゃない方へ(汗)。
「あっ!こんな坂道、通ってないよ。ずっと階段だったよね!
ずっと階段で ずっと下を向いてたから 覚えてないんだわ!」
もうちょっとで 「日本のスズキおばさん4人」になるところだった(@_@;)
でも 道を間違えたから 坂道から眼下に広がる夜景も見られました。
 
余談ですが「ハナミズキ」を歌った歌手で作詞家の「一青窈(ひととよう)」さんが
台湾人ということは知っていたのですが 早くに癌で亡くなったお父さんは
九分の金鉱経営で成功した台湾5大財閥一族の長男だったことは最近知りました。
 
次は、泊まった「グランドホテル圓山大飯店」の話です。
続きます。





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Last updated  2019.11.05 15:23:46
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