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テーマ:海外旅行(7518)
カテゴリ:海外旅行
台湾3日目の午後は 国立故宮博物院を見学した後、 十分と九分に行きました。 提灯の灯りがともった、九分のノスタルジックな夜景です。 (自分の写真とガイドブックなどの写真を使用しています) 先ず最初に「十分」という町へ向かいました。 台湾では無病息災などを祈り、天燈を上げる風習があるのだそうです。 十分は伝統文化を継承する町なのですね。 バスの窓から くすぶったような煙と空を飛び交うものが見られました。 「あー、天燈が飛んでるね!」 線路の上で 次から次に天燈上げ。 線路の上なのにいいのかなぁ? ふくらまして火を点けた天燈は 願いを込めて飛ばします。 あまり飛ばずに燃えちゃう天燈もあって、縁起が良くなかったりしてます(^_^;) この家族は 何を願っているのかしら。 願い事を天燈に墨で書くんですよ。 私達もそれぞれ書きましたが その内容は人様にはお見せできないです。 だってリアルだもん! 若い人達の願い事は 健康などではなく 「彼氏が欲しい」とか「ダイエット成功」なんだけど こっちは命がけみたいな内容よ(笑) 願いを込めた私達のランタンが青空に高く高く飛んで行きました。 私達のは赤一色だけど、何色かのカラフルなものもあり 色が増えるにつれ、値段もあがります。 団体さんはお店の片隅で、順番に赤い天燈に書き込むんですよ。 いいのいいの、赤は縁起の良い色なんだから! 薄暗くなってきた十分の町。橋の上で花火がバンバンあがりました。 そして 九分に向かう頃にはもう真っ暗。 田舎なので道が暗いのもありますけどね。 九分観光は1時間。ガイドの陳さんが 「九分は広いので、皆さんが道に迷って帰って来なくても探しに行けません。 台湾では『日本のスズキ』が九分で道に迷い帰って来なくて 3日後に脱水状態で発見された話しは有名です」 と、その新聞記事が載ったタブレットを見せてくれました(*_*) 「もし迷ったら、どこかお店に入り、私の携帯に電話を下さい。 待ちませんから 1時間で必ず戻って下さい」 「えぇー!!」と全員に緊張感が走り(汗)、第2の日本のスズキにならないように 私達4人も「ONE TEAM」としてスクラムを組みましたぞ(笑) 九分のメインストリートの石段まで お土産屋さんの並んだ坂道を歩くのかと思ったら 時間短縮で下から一直線に狭い石段を上がりました^^; ゆっくり上がれば大丈夫だけど、陳さん、早い早い! メインストリートで解散しました。 「わぁい、九分に来たね!」 正面を撮り、 反対側を撮り、 石段を撮り、 順番に1人づつ撮り、4人で撮ってもらったりしていたら 残り時間が35分ぐらいしかなくなった(^^ゞ ところで 九分という町の名前の由来は、(九分の分には人偏がありますが、 その字は環境依存文字なので ここで使えません) 清朝初期に9世帯しかなく、物を買うとき「9つ分」と言っていたという説などあります。 19世紀末に金の採掘が開始されて町が発展し 日本統治時代に藤田組により 最盛期を迎えました。 ガイドの陳さんが「日本が金鉱を掘りつくして 1,971年に閉山してから町が衰退してしまった」 日本人はヒノキを切り倒し、金鉱を掘りつくしたのですね。 ごめんなさい。 「でも、いいこともした。鉄道を引いた」 良かった、いいこともしていて。 衰退した九分は 1,989年に映画「非情城市」の舞台になり 脚光を浴びるようになりました。 その映画の撮影の場所になったのが このレストランだったそうです。 1階のお店屋さんからではなく 階段の途中から入ります。 台湾に来てから まだ1度もお店でお茶飲んでないのです。 2階のテラス席へ。 ネットから借りた 昼間の写真。 昼間の写真の手前のテーブルに座り、友達にモデルになって貰いました^^ テラス席から提灯や茶藝館を撮りました。 お店は台湾の音楽ではなく、日本の昭和歌謡が流れていた^^; バスを降りてから1時間なので、帰り道の時間も入れると せっかくのお茶もゆっくりできない。 日本円で支払って外に出て、帰り道を間違え階段じゃない方へ(汗)。 「あっ!こんな坂道、通ってないよ。ずっと階段だったよね! ずっと階段で ずっと下を向いてたから 覚えてないんだわ!」 もうちょっとで 「日本のスズキおばさん4人」になるところだった(@_@;) でも 道を間違えたから 坂道から眼下に広がる夜景も見られました。 余談ですが「ハナミズキ」を歌った歌手で作詞家の「一青窈(ひととよう)」さんが 台湾人ということは知っていたのですが 早くに癌で亡くなったお父さんは 九分の金鉱経営で成功した台湾5大財閥一族の長男だったことは最近知りました。 次は、泊まった「グランドホテル圓山大飯店」の話です。 続きます。
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