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テーマ:毎日の暮らしの中で(533)
カテゴリ:日々の暮し
随分昔、ステンドグラスをしてる友人が作ってくれた
2つのペンダント。 右は波に洗われ 砕けて 研磨された、ガラス片(シーグラス) のペンダントです。 山口県の「大津島」をご存じですか。 周南市の沖10キロの瀬戸内海にある、今は人口200人ほどの離島。 人間魚雷「回天」の発射訓練が行われていた島です。 人間の命を武器にした、乗れば逃げ場のない特攻兵器。 何と恐ろしいことを考えたのでしょう。 中学時代の友達は こう言いながらペンダントをくれました。 「こんなに悲しくて美しい島があるの」 瀬戸内の波静かな島が海水浴客でにぎわう海岸に 打ち寄せられたシーグラスを拾って作ってくれたペンダント。 「死へ向かうために岩を削って作ったトンネルを通って 発射台に向かうのよ」と友達は言いました。 シーグラスは長い間波に洗われて、曇りガラスのようです。 「出口のない海」は横山秀夫さんの小説ですが映画化もされました。 本を読まれたかたも 映画をご覧になったかたもおられるでしょう。 もう2度とこういうことがありませんように。 今日は8月15日。 12時にNHKTVの前で夫と黙祷を捧げました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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